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エリザベス:ゴールデン・エイジ

エリザベス:ゴールデン・エイジ - goo 映画


3月5日映画館にて鑑賞。


エリザベス


 前作「エリザベス」から9年の歳月を待って、ゴールデン・エイジ(黄金時代)の時代を描くと言うよりは、その少し前の時代、なぜエリザベス治世の時にその時代を向かえたのかを描いた作品だったと思う。

前作「エリザベス」の最後はメイクもセリフも鮮烈だった。
「見て、イギリスと結婚したわ。」

ヴァージンクィーンの誓いを立てても、国を守るためにはその後もずっと結婚相手の選択を迫られていたエリザベスだった。もちろん結婚は愛のためなどではなく、世継ぎを設けるためと、結婚相手の国からの庇護を得るためだ。それは庇護と同等の支配を意味する場合もある。映画にはそのようなセリフは無かったと思うが、前女王のメアリの時代はスペインの属国のようだと言われていた。

王の結婚によって女王になるわけではないという、統治者としての女王の結婚は、まさに国の結婚であり、その可能性がないわけではない事を匂わせながら、多くの申し出をかわしていった所にもエリザベスの政治手腕を垣間見る事が出来るのかも知れない。


 この時代の政治にはカトリックとプロテスタントの確執があまりに深い。分かるとは言えても、それを何処まで理解できるかは難しい事なのだ。異教徒に対する排除する心と憎しみ・・・
それは単なる政治欲、領土欲で権力欲などでは説明は出来ないのかもしれない。(いつの時代も)

 義兄でもあるスペイン王は、手段選ばずエリザベスを追い落とす事を狙っていた。それに利用されてしまったメアリー・スチュアートの最後が悲しい。この悲劇の王妃メアリーはスコットランドでもいまだに人気が高いらしいが、私は少し苦手。それは子どものとき読んだ「イギリスの歴史」の本を読んだ感想によるものだが、三回の結婚を通して、フランスの王妃になったり二番目の結婚相手を殺したと疑われたり、同じく疑われている相手と再婚して国を追われたりと、波乱万丈。彼女は美しく、そして生まれながらの女王だった。(生後数日で女王になったのだ。)それゆえに歴史の大波に飲まれてしまった哀れな女に、私は感じてしまっていたからだ。

妾腹と言われ、その女王の道が棘だったエリザベスとはあまりに違う。恋の思いをかなぐり捨てたエリザベスと、恋の道を選んで国を追われてしまったメアリー。

とまれ。  映画の感想からどんどんかけ離れていってしまう。比較女性論じゃないんだから。
ただ、私はこの映画の中で裏切られたと知ったメアリーがした、なんともいえない狼狽した時の顔が忘れられない。
サマンサ・モートンに拍手だ。

その最後は生まれながらの女王に相応しく、気高かった。赤いドレスが印象的だった。


 味方かと思っていたらただ利用されていただけ。恐ろしい。


  
エリザベス


 なんていっても見所の一つは、その衣装。豪華絢爛で、しかも頻繁に変えるので見ていて楽しい。
衣装狂いは史実みたいだが、それらのドレスや鬘も、いつまでも美しい「女性」であり続けなければならなかったエリザベスにとっては必要な事だったのだろう。系図が見たくて買い求めたプログラムの中にも、国でさえもそれにかかる費用は必要経費と認めていたようだと、どこかに書いてあったと思う。

ウォルター・ローリーがアメリカ大陸のイングランド初の植民地にエリザベスにちなんでヴァージニアと名付けた時、エリザベスは51歳。
この年齢を押さえていた方が、エリザベスの心情がよく分かるような気がする。

心惹かれるウォルター・ローリーと、自分の分身のような同じな名前の侍女べスにボルタを踊らせて、そこに自分の若き日の姿を重ねてみる、エリザベスが切なくて、涙が出てしまった。



 また、最大の見せ場はスペインの無敵艦隊とのアルマダの海戦だと思う。
ディー博士(この名前がえらくカッコイイ)の星による予言―
「ひとつの帝国は栄え、ひとつの帝国は滅びる。」
不安に苦しむエリザベスだが、その頃太陽が沈まない国と言われていたのはスペインだったわけだから無理はない。


   



 エリザベス



エリザベスの兵士への激励の言葉がカッコイイ。
だけど数日経ってしまったので、既に記憶が薄れてしまった。情けない。
「ヘブンの扉の向こうで再会しよう。」だったかな。
スリーハンドレッドの「神の国で宴をする。」と混ざってしまったかしら。いつか確認しよう。
「天国で再会しよう。または、勝利の平原で。」カッコイイ!!


燃えさかるスペイン船を崖の上から眺めるエリザベス。
突風に不安を感じるフェリペ2世。

ひとつの帝国は栄え、ひとつの帝国はその最盛期を終わらせてしまった。



 見応えのある奥の深い映画だったと思う。

theme : 映画感想
genre : 映画

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エリザベス:ゴールデン・エイジ

前作で、国と結婚してヴァージン・クィーンとして生きる事を 決意したイングランド女王エリザベス。 今作は黄金時代を築いた過程が描かれて...
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こんにちは!

kiriyさん、こんにちは!
最近、劇場で大作の鑑賞が続いていて、いいですね!

こちらのエリザベスですが、
女王の結婚は他国の支配も意味するでしょうけど、
自分の跡継ぎの事はどのように考えていたのか、
普通だったら自分の子孫を残したいと思うものなのに・・・と、
そのあたり理解し難いものもありました。

メアリーの最期は、これまた凛としていて、
赤のドレスでカトリックを貫き通した姿が良かったですね。

エリザベスは上の画像にある羽根付き鬘とドレスが一番好きでした~★
ウォルター・ローリーにお願いするのがキスだけというのも、
切なかったですよね~
kiriyさんも書いているように、なかなか見応えがありました。

YAN様

こんにちは~。
>最近、劇場で大作の鑑賞が続いていて、いいですね!

要するに、それしか楽しみがないということでござるよ。最近私以外の友人は忙しいらしくて、私は一人でとか義母とかで、映画に行くしかないのよね(涙)一人で映画を観てブログを書いて、おうちで仕事して・・・、って、なんか暗い?(笑)

と、ここまで書いたら、「アンジーとブラピ別居へ」とテレビで言っている。一人になりたいアンジー。ちょっとだけ気持ち分かるけれど・・・吃驚です。

ゴメンね。関係ないことばかり書いてしまいましたね。

>普通だったら自分の子孫を残したいと思うものなのに・・・と、
そういう普通の幸せを棄てて、国を守ったから彼女はカッコイイのかなと思います。恋人はたくさん居たみたいですが、あちらのお話は宗教上の事を理解しなければ、よく分からないことがたくさんありますよね。

日々侵略から国を守っているうちに50代になってしまったのかもしれませんが。それでも側近は子供の事を諦めていなかったみたいですよね。


衣装も本当に素敵でしたね。




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