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「300<スリーハンドレッド>」

300 <スリーハンドレッド> - goo 映画


3月8日DVDにて。

300

ペルシャ戦争テルモピュライの戦いを描いた作品。


210万の戦力のアケメネス朝ペルシャに対してギリシャ連合軍は7千。圧倒的な戦力の前にギリシャ軍は敗戦するが、精鋭スパルタの300人の兵は全滅するまで戦い3日間食い止めた。
その食い止めた時間により、その後その戦いの結果に大きな影響を与えた。
究極のネタバレだが、これは歴史上の事実(何処までが真実かは歴史上の謎であっても)なので、お許しあれ。

 これは、「生か死か」というものではなく「如何に生き、戦ったのか」と言う物語なのだと思う。



この作品はフランク・ミラーのコミックの映画化で、何より感じたのは、作り手のそのコミックに対しての畏敬の念のようなもの。解説などを読むと


全ての映像は“クラッシュ”と名づけられた画像処理が施され、まるで小説の挿絵のような斬新な風合いになっている。

とあるが、原作であるグラフィック・ノベルのイメージを大切にしている事が、原作を知らなくても伝わってくるような気がする。



その映像こそが、この映画の見せ場なのかも知れない。また、語り部によって語られていくような物語進行も、登場人物の語りで進んで行く「シン・シティ」を思わせるものを感じるが、作者が同じである事を考えると頷ける。


300  


 
<以下ネタバレ含む>
 物語の感想だが、スパルタの王レオニダスは妻にも優しく子供にも慈愛に満ちている。臣下に対しても話に耳を傾け、習慣であっても間違っているものを否定する勇気と知恵を持っている王の中の王だ。確かに良く描かれすぎているかも知れないが、そのぐらいのカリスマ性がなければ、統一し導く事はできない戦いだ。

 そのスパルタの王になる道は多くのスパルタ人がそうであったように、険しい自己研鑽の道だった。自己研鑽なんて甘いものではないか。そこに至るまでが生か死の子供達。
スパルタ教育は歴史にも名を残す名詞になってしまったが、それが半端でないものでなかった事がわかる。またそれ以前に弱く育たないものは、赤ん坊の時に谷底に落としてしまう。物語の世界の話だと感情移入しなければ、凄いと思うのみで済むがそうはいかない。何処までの子供が許されるのだろう。意志の力が強くて、泣かない子供はどうなんだろう。生まれたときに皮膚がぼろぼろだったらどうなんだろう。首が傾いていたらどうなんだろう。私のこだわりってしまった冒頭のショックなシーンは、何の問題もないようにどんどん話は進むが、実はそうではなかったところが、この映画に深さをもたらしたように感じた。


 そういう教育であったからこそ、スパルタ精鋭300人は存在した。だが、そういう思想であったからこそ、もしかしたら勝利も夢ではないと思った矢先の裏切りによって、彼らは滅びたのだ。



 姿が異形に生まれついたために、両親がその命を救うためにスパルタを逃れた男が登場する。スパルタ人=戦士なので、その父はその男にも戦いの術を教えてスパルタ人の誇りを持たせて育てた。その戦いに馳せ参じ、戦士として、スパルタ人として認めてもらおうとするが、側近の兵は見たこともない異形の姿に冷たい態度をとる。スパルタにはそういう者は、赤ん坊の時に殺されるので存在しないのだ。

 だが、偉大な王は噛んで含ませるように、その姿では戦法として無理なのだと伝える。けが人の世話をせよと命じるが、戦士と認められたかった男は絶望のあまり、焦がれていたスパルタの敵に周り、大事な道の情報を流してしまう。



 彼らは全滅したが、その偉大な戦いに奮起したギリシャ連合軍、スパルタ全軍は立ち上がり、ギリシャに勝利をもたらしたのだった。
最後の男達の雄叫びがカッコイイ。
 

300
  

 



―光には必ず影が存在する。ある者の正義は、裏を返せば不正義。負けるという事が、勝利の第一歩目だったりする。―


コメント一覧

1. YAN 2008年03月27日 16:52
kiriyさん、こんにちは!
私は、この作品はとにかくアートな映像が大好きでした!

スパルタの戦士は、「自由のために闘う」と言ってましたが、
生まれた時点で、闘う戦士としての宿命を背負わされるので、
自由というものはなかった気がしますね。
でも、闘う事が誇りだった。自分たちは選び抜かれた精鋭だから。
ある意味それは洗脳だったのかな。

ペルシャ軍のほうには、やけに異形のものたちが多かったですね。
そちらも恐そうで強そうでしたが。
だから、彼があちらに行くのは、見えてましたね。


2. kiriy 2008年03月28日 09:00
YAN様へ
>アートな映像
斬新でしたよね。予告編でも見入ってしまいました。
お話の方も、さっぱりしている割には深みがあったように思います。記事にも書きましたが、普通の感覚で言ったら引っ掛かってしまうところを、巧みにストーリーの伏線に持ってきたのが良かったのだと思います。
単純で無駄なストーリーがなく、映像が綺麗。まさにグラフィック・ノベルの映画化という感じでしたね。

>ある意味それは洗脳だったのかな。
>ペルシャ軍のほうには、やけに異形のものたちが多かったですね。

なかなか考えどころのある作品ですよね。見終わった後、こんな風に余韻のある作品はけっこう好きです♪


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