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グーグーだって猫である

ぐーぐー
グーグーだって猫である - goo 映画
9月14日 映画館にて
(敬称、略して書かせて頂きます。)

大島弓子の漫画が好きです。その気持ちが高じて、若いときは彼女は私の心のカリスマ。
もちろん、大島弓子本人を知るわけではありません。でも、かつて少女マンガのブームが起きて、様々な漫画家の方が、姿をさらすことがあっても、私の知っている彼女は漫画本のカバーに描いてある、眉間に皺を寄せているカーリーヘアーの自画像だけです。

でも小泉今日子は、きっと大島弓子はこんな感じの人かもしれないという雰囲気を醸し出し、犬童一心 は物語のほとんどを原作から引き離し、そこに大島弓子の世界を組み込んで、彼女のファンならたまらない作品に仕上げたように思います。

 犬童監督は大島弓子作品のファンで、過去にも「赤すいか黄すいか」「金髪の草原」などを映画化していますが、この作品の中にも、原画や漫画のストーリーを見せるサービスのみならず、さりげなく様々な漫画のシーンや雰囲気を盛り込んでいて、そのファンぶりがなんとなく伺えます。または、この映画は大島弓子ファン検定試験に使えそう・・・?

そんな事を言っていますが、もちろん彼女の漫画を知らなくても、それはぜんぜん関係のないことです。

 この映画を観に行って、映画の内容ではなく映画館が満席だった事が、とても強い印象に残りました。その映画館のサービスディで、全作品千円だった事もあるとは思いますが、チケットを買うときに、満席の張り紙が貼られてドキドキしました。予定変更が好きではないので、友人とバラバラなら席もあるかもしれないと、諦めきれずに買い求めた所、一番前の席で並んで見ることが出来ました。(一番前の席は近頃ない経験です。)
 少し離れた所に、子供連れのお母さんが入ってきました。振り向くと男の人も多く、老若男女で満席です。
 私は申し訳ないのですが、本音を言うと子どもの近くはちょっと苦手です。なぜなら、お子様の反応って思わぬところがあって、しかもその反応が大きく耳に入ってくるからです。案の定、森三中が出てきただけでゲラゲラと大笑い。
 だけどこの映画はコミカルな部分も多く、そんな少女のお笑いの心をくすぐって、彼女の笑い声もいっぱい聞こえてきましたが、映画館全体が笑い声で満たされていました。


 笑い声と言うものは、決して不快なものではないですし、かえって幸せな気持ちになってくるものです。最初はちょっと苦手に感じた、少女の笑いどころを、なんとなく耳を澄ますようになってきてしまいました。もの凄く楽しんでいるのが分かるのです。

変なところで笑う人にも「ちょっと~」ですが、変なところで泣いている女も微妙かも知れないです。
アシスタントの少女が「四月怪談」を読んで泣いている所。
真夏に自転車を走らせて、漫画道具の一式を受け取りに行く少女の頃の麻子さん。
冒頭に映し出される「ダイエット」の原画。
最後に紹介される「8月に生まれる子供」。
映し出される井の頭公園とゾウの花子さんの前に佇む麻子さん。

そんなところで涙ぐんでる人は、そうはいないはず。すみません、私、隠れマニアなんです
「8月に生まれる子供」については感想を書きました。コチラです→☆
原作「グーグーだって猫である」の感想はコチラです→☆

最後に少女が「アッ!」と言いました。どんでん返しがあるわけではありません。
「エッ、もう終わり?」と言う意味だったんじゃないかなと思います。ラストはちょっと何かが足りません。

という訳で、以下は普通の感想&ネタバレ


ぐーぐー

でも、この映画は飼っていた動物達と別れの経験のある人にとっても、本当に切ない物語になっていると思います。前の猫のサバとの二度の別れのシーンは、結構泣けます。
サバの目から見つめる麻子さん。そして「さよなら」の言葉。

夢の中に現れる擬人化されたサバとの別れ。
このシーンは人によっては、退屈な長いシーンに感じてしまうかもしれませんが、ある日突然、家族のような猫や犬をなくしてしまった人には、たまらない号泣シーンだったと思います。

私的には、アシスタント少女のラブストーリーが退屈で、しかも漫画に対しての挫折感が取って付けたようです。アメリカに行くのも逃げ出すみたいだし、空港に元カレが送りに来ていないのも物足りません。もう少し練って欲しかったと思います。

でも、癌告知をアシスタント少女にして、聞いた少女が号泣で、病人である方の麻子さんが
「大丈夫だから、大丈夫だよ。」と慰めて抱きしめるシーンは、自分の過去の出来事と重なって、涙が止まりませんでした。


近くの席に座っていた小学生の女の子が
「アッ!」言いました。
隣の席の友人が不満そうに
「終わりなの?」と言いました。

だって、気になりません?
 

 ぐーぐー3

 彼は故郷に帰って終わり?

でも、麻子さんは病院で何を言いかけたと言うのでしょう。
「やっぱり、いいです。」

気になりますよね。一緒にグーグーを育ててくださいとか・・・
沢村青年は気にならないのでしょうか。

なんとなく物足りなくて
「グーグー、ただいま。」と言うラストシーン(結構いい感じのラストシーンではあったのですが・・)

その時ドアチャイムが鳴って、開けると
「『やっぱりいいです。』の続きを聞きに来ました。」と、沢村が立っていた。
なんて、妄想してしまいました。

それを遣っちゃうと、大島弓子さんの生活に誤解が生じるから出来ないのかしら。


















theme : 日本映画
genre : 映画

tag : グーグーだって猫である 小泉今日子 犬童一心 大島弓子

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こんにちは♪

うんうん、kiriyさんの妄想した続き(青自についての)はなかなかいいと思います!
ちょっと消化不良っぽいところがあったので、そういうオチがあってもよかったですよね。

ヘンなところで笑う人、ヘンなところで泣く人。
観客が増えれば増えるほどそういう人の割合も増えるのは仕方が無い。
けれど、鼻をズルズルすすってしゃくりあげて泣く人だけは、どんな悲しい映画でもこちらが白けてしまうの。
この映画でもそういう人いました。
もしかしてペットを亡くした経験がある人かな?
どれだけ泣いてもいいから静かに泣いて欲しいな~と思ってしまうのです。
あ、もしかして私は「へんなところで笑う人」かも(汗)
笑いのツボが微妙にズレてることがあるので(滝汗)
気をつけようっと!

ラスト

コメントありがとうございます。
ラストは、私は、まったく物足りなさや違和感はなかったです。ここで彼女がああ言って、こう終わるんじゃないかなと思ったとおり。

彼とは年の差がありすぎるんじゃ…なんて思ったりして? まあ、その後どうなるかは分からないですしね。
樹里ちゃんがアメリカに行くときに、いつでも待ってるからね、などと麻子さんが言うのでは、と思いましたが、そうでもなかったですね。
先の読める展開にしたくないとか、どこかで犬童監督が言っていたように記憶してます。

サバとの会話シーンには、やられました。いちばん素敵な場面でした。パンフを読むと、監督のイメージは最初は岸田今日子さんだったそうです。実現していたら今日子同士の会話に!

ミチ様

こんにちは。
ラストに、グーグーの笑顔(?)だけも良かったのですが、もう少し麻子さんが幸せに感じるような何かが欲しくなってしまいました。また青自との別れは、どうなったのだろうと気にもなってしまいました。こうなったら、美しい海の絵葉書一枚でもいいからさぁ、と、オマケしてあげるから、この消化不良の部分を何とかしてと思ってしまいました(笑)

>ヘンなところで笑う人、ヘンなところで泣く人。

私はヘンなところで泣く人なので(自覚あり)、泣き方には工夫して、ハラハラ静かに泣くようにしています(汗)
涙もそっと拭くようにしています。鼻をすするなんて言語道断です。・・・でも、このあるシーンで、その泣き方をしていたら、鼻が詰まってしまい呼吸困難になってしまい死ぬかと思いました(爆)

今の映画館って、よほどみんなの笑い声が揃わないと、笑い声が聞こえてこないので、ヘンなところで笑うのはいいんじゃないかしら。

ボー様

>先の読める展開にしたくないとか、どこかで犬童監督が言っていたように記憶してます。

ラストとかアシスタントの少女のなおみの恋物語なんかも、含みを持たせるために、わざと描ききらなかったのでしょうか。麻子さんの飲み込んでしまったセリフとかなおみの打ち明けなかった嘘とかも。

分かりやすい何かが欲しかった私ですが、いつかこの映画をまた観た時には、見方が変わるかもしれませんね。

サバとの別れのシーンは、大島弓子の世界そのものでした。夜の森を抜けてぼんやりと灯りのついているお店の前には、昼間よく見かける変な外人がいて、死神だと名のる。

このシーンだけでも犬童監督の大島ファン振りが分かります。
大後寿々花さんも、不思議な雰囲気醸し出していて良かったですが、岸田さんだと「ごめんね、いつの間にかあなたが年上になっていたことを忘れていた。」と言うセルフがぞくっとスルほど生きてきますよね。最後に抱き合う所なんかも、サバの方が抱きしめてくれるんでしょうね。叶わぬ夢でしたが、監督のそんなイメージがよく分かるような気がします。
このシーンは私も滂沱の涙でした。
上のミチさんのところで書きましたが、死に掛かった場所です(笑)
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