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カメレオン

カメレオン
カメレオン - goo 映画


7月7日友人と映画館にて。


―30年前に松田優作のために書かれたシナリオを―と聞けば、「蘇る金狼」または「野獣死すべし」の流れかと思ってしまうではありませんか。それにしては、お知らせなるものの少なさ、上映館の少なさで、低予算ポイのはなぜかと思っていました。

なるほど。 、どちらかと言うと優作の「遊戯シリーズ」のイメージだったのかと納得しました。しかも、当時この脚本では予算が掛かり過ぎると却下されたと言うのです。それなのにそれを今に持って来ると、かくのごとく低予算を感じてしまうのです。どれだけその当時の彼らが、予算の無い映画を作っていたのかがうかがい知ることが出来てしまいます。

劇中で主人公伍郎は「ああ、昭和が懐かしい。」なんて脈絡の無い呟きをはいたりします。

でも、私はこの映画自体が、舞台は平成の現代であっても、ツーンと昭和の場末の映画館の香りを放っていると感じてしまいました。


「遊戯シリーズ」は未見です。見ていない映画のことは書けませんが、優作のそんな映画の一つである「乱れからくり」と言う映画は見たことがあります。前売りでもないのにチケット売り場でポスターを貰いました。
こんなやつです。乱れからくり

その当時、最初ははずっと放置していましたが、「蘇る金狼」で心奪われて、机の脇に転がっていたそのポスターを部屋に貼り、日夜「かっこいい~」と眺めていました。それは若き日の思い出ですが、香りと言うか匂いで分類するならば、これはそんな映画と同じなのかと思います。


 面白くてかっこいい、中味なんか何にもなくて後に残るものなし、だけどずっと忘れない、そんな映画の醍醐味をたっぷり堪能遊ばしませ・・・・


            カメレオン2



 ストーリーに関して言えば、辛口ですが、何も30年も暖めてくることもなかったのにと思ってしまうのですが、年月を経ても埋もれさせたくなかったのは、野田伍郎というキャラなのかと思います。

25歳にして人生の裏を生ききってしまった男。その変化激しい表情から、南半球からしか見えないカメレオン座の男と位置づけたその男には、なんともいえない引き付けられる魅力があります。
深く暗い道を歩いてきた男ですが、その心の中の野獣を奥に閉じ込めて、優しい小悪党として描かれています。
そしてこのような映画の醍醐味は、怒りによってその野獣が解き放たれる瞬間だと思うのです。


その瞬間―そのシーンこそは藤原竜也でなくてはあり得なかったと言う気魄を感じました。
その後のアクションは、もう本当にカッコイイのです。自分の中の野生さえもが解き放たれるようなそんな感覚がします。

全体的にアクションシーンは、一つ一つのシーンが丁寧に作られていることが伝わってきます。計算なのか、それともこなれて来ていったのか、そのアクションシーンでも最初の方は、かなりバタバタした感じになっているのに、ラストではそれは舞うが如くで堪りません。
そのアクションシーンの違いは、やはり野獣が眠っている時と目覚めた時の差といえるのかもしれません。

机の上を走って飛び降りるシーンなどは、一瞬のシーンであっても美しく飛べるように、置いてあるものの間隔が計算されていると、友人などは細かい所も見ていました。
やたら細かい感想ですが、丁寧な手作り感がしたので見るほうも細かく目が行ってしまったようです。

最後のとぼけたような終わらせ方、醒めたラストシーンもなかなか良い感じでした。


 ただ、この映画の作り手達はどうも心優しい男達のようです。書くとネタバレになるので書きませんが、非情には徹しきれない甘さがあるかもしれません。
でもその甘さが、私などにはちょうど良いような気もしてしまうのです。

詰めも甘いと思うのですが、それは次回に繋げたいと言う願望の表れでしょうか。それは早くも私の願望にもなってしまいました。また野田伍郎という男に会いたいと、私も願っています。


         カメレオン3



 蛇足のような話ですが、一緒に行った友人はいつもエンドロールの途中の暗いうちに席を立ちたがって、時々私をイラつかせます。大昔の二番館で物語が終わった途端に起きる 、席取り争奪バトルの名残でしょうか(そんな事言っても、分かる人にしか分からないと思いますが・・アセ)
でも、この映画エンドロールの時に映し出される藤原竜也の顔を見ていたら、あっと言う間に終わってしまい、友人は席を立つ間もありえず、私はイラつくことはありませんでした。

短いエンドロールでした・・・。それとも竜也に見とれていて短く感じただけでしょうか。



theme : 映画感想
genre : 映画

tag : カメレオン 藤原竜也

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『カメレオン』'08・日

あらすじカメレオンのように生きる伍郎(藤原竜也)はターゲットに疑いすら持たせずに欺いて金を稼ぐあてのない人生を送っていた。ある日偶然、政府要人の拉致現場に居合わせてしまった伍郎の詐欺グループは事件を目撃したことが原因で仲間を殺されてしまい・・・。感想日...
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