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「影裏」

影裏2


2月8日にテレビで鑑賞。

なんだかんだと言って、「映画.COM」のレビューなどを読んでいます。この映画は賛否が真っ二つ。星の数が低い方が足を引っ張って、あまり高得点とは言い難い。

じゃあ、私はどうかと言えば、少なくともポスターにあるような「心を震わす、感動」はしなかったな。


なんとこれは、芥川賞の小説が原作だったのね。

いつもながら、予備知識もなく見てしまったわけだけれど、想像するには、たぶん原作は美しい文章で構成されているような気がする。松田龍平も良いし綾野剛も良い。

「人を見る時は、その裏側。影の一番濃いとこを見んだよ」と日浅は言う。

人懐こくて、あっという間に人の懐に転がり込んでしまうような日浅には、今野の知らない裏の顔があった。

一方今野にも、また人には告げていない秘密があった。


けっこうこう書くと、物語は深く込み入ったものではないと思う。ただそれを松田と綾野が静かに木訥と描き出す何かが、そこにはあった。

つまらなくはなかった。が、凄く面白かったとは言い難いものもあった。なぜそう感じさせるものがあったかと言えば、たぶんテンポが私には合わなかったからかも知れない。友情が培っていくまでのシーンがやたら長くて、どうしてそこまで丁寧に描く必要があったのかと思ってしまった。


画像の下は少々のネタバレ感想です。


影裏


夜釣りの時、今野が見たのは自分の知らない日浅の生活だった思う。今野はそれに寂しさや嫉妬を感じたのではないだろうか。だけどその今野が見たものさえ、そう見えただけのまやかしだったのだと思う。

父にも見捨てられた日浅。

だけど父をも騙して学費をかすめ取っていた4年間は、彼は何をしていたのだろう。

今野も転勤してくるまでの土地ではまた、中村倫也演じる和也とのそれなりの生活があったはず。

もう少し、そんな彼らを知りたいような気になった。

震災で行方が知れなかった彼が、最後に生きていると分かった時、やはりホッとするものがあったし、今野が新しい彼氏を見つけて、未来に堂々と踏み出している姿にも、やはり安心できるものを感じた。

きっと彼らは二度と会わないのではと思うが、それでも今野は日浅から教わった釣りを今でもしているのだ。

ある種の愛の想い出を描いたような作品だと思った。


tag : テレビで見た映画 wowow 2021年に見た映画 邦画 2月に見た映画 松田龍平 綾野剛

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