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アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド




 






私の名はロバート・ネビル。ニューヨークで生き残っている。
もし誰かこれを聞いているなら、もし誰か他にいるなら…誰でもいい、応えてほしい。
あなたは独りではない。



 はしかのウィルスを制して、癌という病気をついに人類は克服したと言うインタビューがテレビのニュース番組から流れている。

あっと言う間に三年後、荒れ果てたニューヨークの街を走っているのは真っ赤なマスタングだけ。愛犬サムとネビルはその車を飛ばして狩をしている。

他には誰もいない。



無駄な説明は一切なし。なぜこんなことになったのかと言うことが重要ではないのだ。こんな立場になってしまった男の、その物語なのだから。

誰もいないニューヨーク。そのシーンこそがこの映画の最大の見せ場だと思う。どうやって撮ったんだ~、と食い入って見てしまう。監督インタビューではタイムズスクエア以外ではCG撮影はなしで、全て実写で撮ったらしい。日本でも劇団四季がその公演を始めたばかりのウィキッドの広告などが、すぐそこの未来を指し示していて恐ろしい。

予告編で既に怪しいなと思ってはいたが、やはり「ダーク・シーカーズ」なる感染者の群れが現れる。その特徴はあまたあるゾンビ映画や「バイオ・・・」の彼らに酷似している。ただ、彼らはゾンビではない。感染者なのだ。感染後の症状が狂犬病に似ていると言う説明にも頷ける。発症してしまえば、100パーセント致死に至る病気。だけれど、100パーセントは死に至らずに、ダーク・シーカーズになる。そして生き延びた人類を食い尽くした・・・
言葉に直してしまうと、あ~あというところだが、これも人類はどんなウィルスを作り出してしまったのだろうかと言うことは、あまり関係ない。


あくまでも、独り。救いのないような孤独に、真の恐怖がある。

だが、その終わらせ方には不満が残る。大人の満足できるSF映画のように思えたが、ラストはまるで「バイオハザード」の番外編のようだと感じてしまって、物足りなかった。映画に点数や星をつけるのは苦手だが、この映画は愛犬サムがいるから、85点。もし、いなかったら60点といった所だと思う。

以下、ネタバレ感想。

 愛犬サムの最後は容易に推理が出来てしまう。でも、そのことがいつ訪れてしまうのか、ドキドキしてしまう所だ。そして、その最後の時優しく抱きしめながら歌を歌い見送るネビルの姿が、印象的だった。

語りかけて唯一返事の返ってくる、家族の死。

 いつも行くDVDのレンタル店に、客、店員に見立てマネキンを置き、話しかけるネビル。その行動には理解できるものがあるが、サムを失ってからの辛い気持ちが増幅される場所として、重要な場所であった事が分かる。

自殺とも取れる、復讐に出かけたネビルの危機一髪な時に、三年流し続けて無反応だった放送を聴いてやってきた親子に救われるところなどは、彼女曰く
「神の意思」なるものかもしれないが、ご都合主義にしか見えないような気もしてしまう。その彼女が現れたことによって、いきなり「生存者の村」の存在が示されたり、秘密の住居がばれたりして、ストーリー展開が加速する。ド派手にはなるが、B級
映画っぽく転がっていってしまうのが残念だ。


 血清を開発するためにネビルはダーク・シーカーズを捕獲し、人体実験を試みている。その失敗の数だけの死者の写真が、壁一面に貼り付けられてある。私のような第三者、もしくは突然現れた生存者の女は、その死を悼むが、科学者であるネビルの目には、そうは映らない。彼らはたぶん捨石だ。だから、罠を仕掛けて、シーカーズの女性を捕獲した時、自分の身の危険を顧みずに明るい日の下に飛び出してきた男を評して、飢えにその正しい判断力を失ってしまった。そこまで人間らしい能力は低下してしまったと言うように思ってしまったのかもしれない。

その闇の生き物が実は知能は失ってはいないのは、その後の話しの展開で分かる。劇中では説明されなかったが、彼らのリーダーが、なぜ執拗に攻撃を仕掛けてきたかといえば、先に捉えた女性に秘密があったのではないだろうか。


話の流れで言ったら、その女性はリーダーの娘だったのかも知れない。



 よくあるウィルス系のストーリーが、一部の者達の利益中心のエゴがもたらす恐怖を表すのに対して、この映画は人類救済のために新ウィルスが生まれてしまい、また人類再生のために、感染者と戦っていく・・・
それはテーマではないかも知れないが、「善」の中に潜む闇。そこに、防ぎようのない恐怖があるのかもしれない。


・・・・だけど、こういう映画の終わらせ方って、やっぱりこれしかないのかナァ・・・

コメント一覧

1. たお 2007年12月24日 11:38
こんにちは♪
元々モダンゾンビの始祖ともいえる原作とはいえ、そこだけをピックアップしちゃった印象もありましたね。そのくせ、一番肝心な“社会の逆転”による驚きの結末だけは無理矢理ハッピーなものに変えてるし・・・。


2. ミチ 2007年12月25日 22:41
kiriyさん、こんばんは♪
そしてメリークリスマス☆
いかがお過ごしでしょうか?
映画の為の新しいブログを作られたんですね~。
これからはこちらにもお邪魔することになりますが、よろしくお願いいたします。

自分の記事にも書きましたが、やはりこの終わり方はいまひとつだと思いました。
犠牲的精神が褒め称えられる時代は終わったような気がします。
原作モノなので変えようはなかったのでしょうが・・・。
愛犬サムのエピソードで皆さん評価を上げているようですね(笑)

3. kiriy 2007年12月26日 12:09
たお様
>そのくせ、一番肝心な“社会の逆転”による驚きの結末だけは無理矢理ハッピーなものに変えてるし・・・。

こういうのって、役者に気を使ってそうなってしまうことってないのでしょうか。ちょっと、そんな気がしてしまいました。

4. kiriy 2007年12月26日 12:18
ミチ様
ありがとうございます。
あわただしい年末に何をやっているのかな、とか思いつつ、コレも新年を迎えるための準備かと思いまして、作ってしまいました。これからもよろしくお願い致します。

原作もこんな終わらせ方なのでしょうか。前半は結構良かったので残念でした。

サムのことは後を引きました。彼女がいたから心に残る映画になったような気がします。
彼に助演賞をやれと子供は言いましたので、「彼女だよ」と訂正しておきました(笑)



TB
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アイ・アム・レジェンド (I Am Legend)Subterranean サブタレイニアン
映画 【アイ・アム・レジェンド】ミチの雑記帳

theme : 映画感想
genre : 映画

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アイ・アム・レジェンド

監督:フランシス・ローレンス 原作:リチャード・マシスン「地球最後の男」 製作:2007年 アメリカ 出演:*ウィル・スミス *アリ...
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こんばんは!

この映画は、とても耐えられない究極の孤独のシーンは良かったですね。
やっぱり、kiriyさんも感じたように、ラストへのもって行き方が
どうも面白くなかったんですよね~
自己犠牲は許せるにしても、神の計画やら「蝶々だよ」は不要だったような。
不満な点は、kiriyさんと同じかしら?(^_^;

YAN様

おはようございます。
なんとなく気に入らないのは、とってつけたようなラストの持っていき方だったかな。いきなりすぎる「生存者の村」の出現などで安っぽさを感じてしまいました。
途中までは、闇と共に行動する恐怖のシーカーズ、が、そのシーカーズを捕獲しては殺戮を繰り返している恐怖の伝説の男ネビル(シーカーズ側から見れば)、そこにストーリーの深みがあったように感じたのですが、終盤で自己犠牲とともにその深みさえも一気に吹き飛ばしてしまったように感じました。

この作品の原作は知らなかったのですが、見てから記事内にリンクしてある「サブタレイニアン」様のところで原作の内容を知って、この映画のよさと残念だった部分が、より明確になったような気がしました。ネビルには生きて、そして人類救済の為にしてしまった「犠牲」というものに気が付くという辛口ラストであって欲しかったような気もしました。
(死は、辛口ではないのかと叱られそうですね。)

別エンディング

kiriyさん、こんにちは!
なるほど、原作のほうは、ヒネリがあって締まったラストになってるようですね。

映像でもいろんなエンディングがあると聞いて、
調べてブログに載せてみました。
お時間のある時に、kiriyさんも見てみて下さい。
kiriyさんの言う辛口ラストが見られるかもしれませんよ。(^^)

YAN様

ありがとう。早速見てみました。
前のお返事を書いたときに、本当は書こうかなと思った私的希望ラスト。思わず映画を見ながら、こういうのだったら良かったのにと思ってしまったストーリーがあったのですよ。でも、それを書いたらおこがましいかなとか思ったのですが、世の中に二次的創作とか言うジャンルもあるわけなのでひっそりここに書いておきます。


爆弾はもっと入り口の方に仕掛けてあった。ネビルは女を厚い扉の向こうに隠し、その開いたままの扉の前に立っていた。血清を抜き取る事に手間取ったネビルはダークシカーズのリーダーの突入を許してしまった。ガラスを打ち破ってきた男の攻撃に、もうだめだと思った瞬間、彼はネビルではなく横たわっている彼女のもとに駆けつけ抱き合うのだった。それは一瞬の出来事で、ネビルは間一髪で厚い扉の向こうに滑り込み、爆弾のスイッチを押してしまう。扉が閉まるのと爆風が押し寄せてくるのは同時で一瞬。でも、その瞬間にネビルが見たものは、愛する者と再会出来た安堵の様子を見せた男の人間の顔だった。その男と目があった瞬間扉は閉まる。ネビルの驚愕で見開かれた瞳をアップにして。

生存者の村の近くに三人はたどり着くが、ネビルはその先には行かない。
「俺は帰る。俺の住むべき場所に。」
そしてダークシーカーズと彼しかいない街に車は走り去っていく・・・


そんな感じも妄想です。でもこの妄想ストーリーに、もうひとつのエンディングは似ていませんか。こちらの方が壁に貼った写真なんかが生きてきますよね。確かに「犠牲」に気が付く辛口ラストでした。でも最後の幸せそうな顔が・・・・

監督に送りましょう

kiriyさん、見に来てくれて、ありがとう!

kiriyさんの妄想エンディング、グ~v-218です!!
あちらの「別エンディング」よりも、
犠牲を払わせてしまったという気付きが、より衝撃的に迫ってきますね。
爆発もあり、画としてもハデになって、いいですよ。
そして、ダメ押しで、N.Yへのこだわりも見せるわけですね。
ダークシーカーズを含め世界を救う、そんな決心なんでしょうか。
このエンディングは、納得できます!

再びありがとう!

 読んでくださって嬉しいです。
(^^)ゞ  書いた甲斐があるってもんです。

それはそうと、「別エンディング」の方が先だったんですか。
きっと、スミスのマネジャーが
「俺のスミスがかっこ良くない。」と文句を言ったのかしら。
・・・・、アッ、また妄想になってしまうかな?(笑)

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