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「レクイエム」

5月28日wowowで「レクイエム」と言う映画を見ました。


レクイエム2


静かに心に残る良作であったのですが、非常に地味で、単館上映だったのだろうかと思いました。

後で調べてみると、劇場での一般公開はなかった作品でした。2009年、イギリスとアイルランドの合作であるこの作品は、本国イギリスでも劇場公開ではなく、bbcテレビで公開されました。

しかしながら、第25回サンダンス映画祭において、監督賞と脚本賞を受賞し、日本でも第22回国際東京映画祭で「5分間の天国」と言う邦題で上映されました。
原題が「Five Minutes of Heaven」なのでそのままで、そしてなかなかのタイトルだと思うのですが、何故それがDVD販売時になると「レクイエム」になってしまったのかは、素人の私には理解できないことなのですが、劇場公開なくてDVDのみの発売でも、「5分間の天国」では売れないと踏まれたのでしょうか。
こういうのって、不思議ですね。

しかしこの5分間の天国は、一体いつをさして言っているのでしょうか。目的を成し遂げた時・・・、それともすべてを許した時・・・それともあの・・・

お話は、
爆弾テロや殺人が日常茶飯事となっていた1975年の北アイルランドで、アルスター義勇軍(Ulster Volunteer Force)[3]のメンバーである17歳のアリスター・リトルは報復テロとしてカトリック教徒である19歳のジム・グリフィンを殺害する。しかし、その現場をジムの8歳になる弟ジョーに目撃される。

33年後、加害者であるアリスターと被害者の弟ジョーがテレビ番組の企画で顔を合わせることになる。

事件後、アリスターは無期懲役の刑を受けるが12年で釈放されていた。服役中に彼は自分の犯した罪を深く悔い、出所後は自分のような過ちを若者たちに繰り返さないように説いてまわる活動をしていた。一方ジョーは、ジムの死がジョーのせいだと母親から責められ続けた辛い日々の記憶に未だに苦しんでいた。

撮影現場でジョーはアリスターを殺そうとナイフまで用意していたが、土壇場になってカメラでの撮影を拒み、その場を後にしてしまう。その様子を影から見つめていたアリスターは、自らジョーに会いに行くことを決意する
。wikipediaよ
り」

以下はネタバレ感想です。

レクイエム

事件が起きる前の、普通の生活。少年は外の壁で執拗にサッカーのボールを蹴っています。
早く家に入りなさいと口々に言う家族のその目は、その少年を愛おしく見る普通の家族の目でした。

でも、アリスターが家にやってきた時、覆面姿のその姿に成すすべき事が何かも分からずに、目の前で兄が射殺されてしまうのでした。母の「お前が何もしなかったから、お前が殺したようなものだ。」と子供を失った母は、鬼の形相をしてその少年を責めたのでした。

被害者の家族のその後は、犯人のアリスターの口から語られます。心労で父は半年後に死に、もうひとりの兄は麻薬に溺れて死んでしまいます。そして母も。悲劇から立ち直れなかった被害者家族。
家族たちのその後など、微塵にも考えずに凶行に及んでしまった、まだ少年に近い青年だったアリスター。

その後の33年と言う年月は、彼らに何を与えたのでしょうか。
少なくてもアリスターには、物事が分別できる年月を与えたと思います。ただ、少年だったジョーの中の憎しみを消す年月ではなかったのですよね。

きっかけはテレビ局の企画でも、向き合う事になってしまったジョー。
テレビ局の思惑は、アリスターの謝罪→ジョーの心の葛藤→そして許すという構図だったかもしれません。

だけどジョーにとって向き合う事は、憎むべき相手を殺す事でした。ナイフを持ち階段を下りていくジョー。勇みすぎて最後の段で躓きます。階段を下りるシーンでも、テレビの番組なので取り直しです。緊張をほぐすためのタバコタイムの時にアシスタントの女性が、アリスターは孤独に人生を生き、過去を悔いている良い人だとさりげなく言います。動揺するジョー。
心変わりをし、その場から逃げ帰るジョーでしたが、その様子を見ていてアリスターは単独で会いに行くのでした。

ジョーには可愛い娘が二人居て、ジョーを慕う妻も居たのです。

かつての凶行場所で対峙する二人。

格闘する二人・・・・

もう終わらせろ。そしてこれからは二人の娘のために生きるのだ。とアリスターは告げて去って行きます。
ジョーは苦しみながら、その苦しみと向き合い・・・そして・・・

ある日道を歩くアリスターのところに電話が掛かってきます。

「終わった。」と、それはジョーからのものでした。

終わった。

被害者家族がようやく過去の呪縛から解き放たれて、未来に向かったそのとき、その電話を聞いて、道の真ん中で泣き崩れてしまうアリスター。
「5分間の天国」と言うのは、この瞬間を言ったのでしょうか。

そして彼は立ち上がり、また道を歩いていくところで終わります。


静かで秀逸な作品でした。

監督: オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演: リーアム・ニーソン
ジェームズ・ネスビット

theme : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
genre : 映画

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