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「冷血」

e1a259e3.jpg冷血(1967) - goo 映画



スターチャンネルにて鑑賞。

「冷血」と言うノンフィクッション小説を書き上げるまでの、作者の苦悩を描いた「カポーティ」が高い評価を得たことは、記憶に新しいことだが、コレはその小説の映画化されたもの。

 一家四人が惨殺。だがたった40ドルとラジオしか盗まれていなかった。ゆえに、その動機に疑問が持たれた。怨恨なのか。
 捜査が行き詰る中、思わぬ突破口が刑務所の中からもたらされた。


 日本でもようやく、警察が懸賞金などを懸ける様になり、それが時効間近の犯人逮捕に繋がった事は知られることだが、他にも懸賞金のかかっている事件がある。2000年12月世田谷で起きた事件だ。「一家四人」と言う符号に一致が悲しい。その事件に限らずに、情報提供が堀の中の人々ということは有りえる事だと思う。

犯人であるディック・ヒコック(スコット・ウィルソン)とペリー・スミス(ロバート・ブレーク)は、小切手サギや車の盗難を繰り返し一時はメキシコに逃れるが、お金を使い果たして戻ってきてしまう。あまりにも無計画だが、それゆえに起きてしまった悲劇だったかも知れない。

 それぞれの父親の発言が印象的だった。
―自分を愛している。その息子が自分を苦しめるわけがない。―

本来なら、その理屈は通用するだろう。事実ディックはそのことを気にかけている。
だけれども、父が息子が自分を憎むわけがないと思うことが間違いだ。

最初は強盗だったものを殺人まで突っ張らせてしまったものは、自分自身の人生への激しい怒りと憎しみだった。その存在の否定こそが全ての怒りの原点かも知れない。

 もちろん二人には当然のことながら、極刑が言い渡される。
ふと、思う。同じ場所にいながらひとりは殺し、一人はは手をかけていない。日本の司法ではどう裁きが下るのだろうか。もちろん、ディックを庇うものではない。強盗の計画を立てたものは彼だし、車強盗を働こうとする時も殺しの指示を出すのは彼。言葉巧みに詐欺を働くのも彼だし少女に乱暴をしようとするのも彼。

ただ、死刑のその時彼らの言動に、手を下した者自らの手を汚さなかった者のの差が表れているような気がした。

ディックは「心は静かだ。」と言い、
ペリーは
「僕はたぶん誰かに謝りたいんだと思う。でも、誰に・・」

 謝るべき相手は死者の国にしかいない。 





  

theme : 映画感想
genre : 映画

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