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告白

告白 - goo 映画

告白1
映画の予告編が衝撃的だったので、原作を読もうと本を買い映画はスルーの予定でした。が、あまりに見に行った人の評判が良く映画でも見たいと言う衝動にかられ、6月14日にひとりで行って来ました。

この映画は、ランキングでも公開週は「セックス・アンド・ザ・シティ2 」を抑えて1位。2週目も「アイアンマン2」の公開をものともせず、1位を貫きました。あまりランキングの事などをここで意識した事はなかったのですが、この映画だけはそんなところも気になってしまったのでした。

ところで、ここで関係のない話。
「告白」「告発」順番に五回言ってみよ。←命令形
これは私が考えた「新作早口言葉」で、「森の中の一本の木」で前に紹介したものですが(紹介なんてものでもないですが)、まあ、ここらで一息入れましょうと言うのが、この映画を見た感想かもしれませんね。

さて、言えた人はいますか?

という訳で、本題です。
なんたってこの映画、皆さんの評判どおりの重さで、ずずっずーんときました。そして画面に釘付けです。ポテトとかポップコーンとか買わなくて良かったです。じっとじっと画面を食い入るように見ていました。

皆さんの前評判と言うのは、主にツイッターでリサーチしましたが、その中に、「終わっても席を立つ者ナシ」とか「深いため息のようなものが流れた。」とかもあって、映画の内容もしかりですが、そう云う雰囲気も何気に楽しみにしていたのでした。

が、しかし、そんなことは、ハイレベルな都会でしか起きない事なんじゃないかと、失望の極みです。
若い青少年たちよ。親に教えてあげてください。
昔とはマナーが変わって、エンドロールの途中では席など立たないんだよ、と。あんなに大量にガサゴソと動かれてしまっては、余韻も何もないですよ。

余韻に、私はもっと浸りたかったです。
あんまりじっーと画面を見続けてしまったが為に、催眠術にでも掛かってしまった様な感覚がありました。
内容にも過激ながら、一部過去に自分が思っていたことと共通する事があって、本を買ってあったにも拘らず、何も知識のなかった私は、そこで作者は女性なのだと推理する有様です。この物語の、ある部分は(これは下のほうで書きます。)女性特有の発想に違いないと思いました。

このかなり激しい復讐劇に、突き放してみてみると言う事がなかなか出来ず、なんだかこの映画は凄く素晴らしい映画のような気持ちになってしまったのでした。(事実、映画としての評価は私の中では高いです。)

まさに、松たか子の呪縛です。

そんな呪縛を解いてくれたのは、実は引き続いて読んだ原作のお陰です。シャボン玉が耳元で弾け、パチンといったかのように目が覚めました。本が駄目と言うわけではありません。ただ冷静になれました。何か難しい問題や現代の社会の闇をえぐるような内容ではなく、サスペンスです、ただの。

だけど、私は思いました。映像もしかり文学もしかり。単に撮って見せてくれているわけではなく、書いて読ませてくれているわけではなく、常にそう云う世界も進歩し続けているのだと。そして映像の進歩は3Dのみにあるのではないなとこの映画は教えてくれたように思ったのです。

それは技術的な事ではなく表現技法というような、そんな事を言っているわけですが、共鳴してくださる方も少しはいらっしゃるのではないかと思います。

<以下はネタばれ感想です。>

告白3

いきなりラストのシーンからですが、松たか子のラストのセリフ
「なんちゃって。」
私、アレで頭がくらくらしてしまいました。
その時は、まだ原作未読だったので、ちょっと分からなくなってしまいました。
もしかしたら、もしかしたら、彼女は血の混入同様、実行せずにそう言っただけかもしれないという願望さえ感じてしまいました。これは原作をやっぱり読まなくちゃと、そのとき思いました。


読んでみて、最初に思ったのは冒頭のあの教室を作ったのは凄いと言う事でした。小説の世界だと、どうしても知っているもので構築される世界観しかありませんから、小説が先だったら、せいぜい濱田岳君がいた頃の金八先生のクラスしか思いつかなかったかもしれません。とにかくもっと物静かな教室をイメージしたのではないかと思います。

今時は、ああよ。そんな風に思われる人も多いとは思うのです。私も実際に変なボランティアをした時や、今も入ってくる情報で今時の教室はちょっと変だと言う事は知っています。でも、この教室の生徒は、つい最近「死」と言う悲劇を身近に感じたばかりではないのでしょうか。身近な死と言うものは、ちょっと侮れないものですよ。
森口が語っていくうちに、この教室の生徒たちに違和感のようなものを感じました。一番強く感じた違和感は、子供のエイズに対する反応だったのですが、そこはもう、ぐちゃぐちゃ言う所ではないのでスルーです。まあ、とにかく変な子供たちです。イライラします。でも、それこそが罠なんですよね。
そこは現実の世界ではないパラレルワールドなのです。それがさも現実の世界のような錯覚に落ちていってしまい、その後に続く事に妙な説得感があったりするから不思議です。

13歳と言う年齢でも恐ろしいことが出来る事は、私たちは知っているからだと思います。
子供に復讐すると言う発想に違和感を感じないのは、多くの悲しいニュースで、擬似的な復讐感覚を全く関係のない犯人の子供たちに感じた事が、過去にあるからかもしれません。
だけど大人が子供に全力で復讐したからってどうって事ないよなと、過激にも思ってしまう私。森口先生が何歳かはもっとちゃんと本を読めば分かる事かもしれませんが、28歳ぐらいだとして、その年齢差は15歳。彼女が60歳の時に少年たちは45歳。やっぱり年齢差は関係のないことですね。

上記に書いた、女性的発想なのではと言う考えですが、それは復讐の相手にその母を選ぶと言う思考。この物語は母殺しによって復讐を果たす物語なのではないのかと感じました。共通の考えと言っても、そこの部分は映画の感想には相応しくはないので書きませんが、子殺しと言うのは、実はもうひとりその母の魂を殺してしまっていると言う見えない事実が存在しているのです。すみません。言い切ってしまいましたが、私ワールドで言わせていただければ、そう云う論理。ならば復讐は、その子の魂を殺しその母を殺す。
そう云う発想は、ちょっと男の人の発想ではないんじゃないかと思うのです。
・・・でもないか。男の人は極限発想だと皆殺しと言う風になるのかな。
いずれにしても書いていて、気持ちも悪くなってきたので止めますが、恐ろしい話です。
そんなことを考えながら見ていたので、やっぱりどどーんと重くインパクトも大きかったわけです。
おっと、こんな風に書いてしまいましたが、復讐擁護の人ではないですからね、あしからず。

なんだか長くなってしまったので、中途半端でもそろそろやめようかなと思います。本の感想もちょっとだけ書く予定なので(まだ書くのか~)残りはそちらにて。

映画ONLYのシーンの事では、
ファミレスの帰りに泣き崩れそうになった森口が「馬鹿らしい」と立ち直る所、ラストの逆回転時計のシーンは見事だと思いました。
本の感想も書くと言うのなら、映画のネタばれ感想は4行ぐらいで良かったかなと後悔しても、もう面倒くさいのでこのままアップします。

↓この人が殺されてしまった子供の叔父さんで、分かっていてアレをやっていたならば、もっと怖かったのになと思ったりもして・・・

告白2




















theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

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おはようございます。

読んでいて、「パラレルワールド」というところで考えてしまいました。
ん、そうなのか…なんて。

本は、買ったものの、いまだに読んでいなくて、これからです。映画のほうが、もっと先の内容(?)まで行ってるみたいですね。

ボー様

おはようございます。
>パラレルワールド
と言うのは、ちょっと願望かもしれない、ちょっと暴言かもしれませんね。
この映画、凄く面白かったです。物語りも、見せ方も。単に映画の感想も、そうやって書けば良かったのかなと、ちょっと思ったりもしました。少しまじめにどーんと受け止めすぎました。
本は、子供が携帯小説みたいだと評していましたが、携帯小説がどんなものかが分からないので、なんとも言えません。ただ、近頃読書離れの私にも、あっという間に読めました。本では一箇所だけ、目に涙が滲みました。
またボーさんも本を読んだら感想を聞かせてくださいね。

こちらにも

kiriyさんにとってかなり心に残る映画となったようですね。
私も衝撃度では凄いなと感じました。

この作品は原作よりも映画のほうが良かったという
声をよく聞きますね。
ラストの「なんちゃって」で、
私も森口先生は血の混入も爆発もやってないように
思ったんですが、原作では結局どうだったんですか?

復讐はその子にとって大切な人を奪うって事だったと思うんですが、
それが母親としている所が、女性作家らしいと言えばそうですね。

岡田君の画像の下、随分と余白があったので
ネタバレがあるかと思って、ドラッグしましたよ(^^;

YAN様

たくさんコメント、ありがとうございま~す♪
この復讐の「母親殺し」は、女にしか出来ない発想だと思うのですよ。なんかねえ、前に同じような事を考えた事があったのですが、それを書いてみたら、過激な内容だったのでやめたんじゃなかったかな。
それで削除した部分が長く真っ白なのだと思います。
家族が絡むと過激な人に変身しちゃうのですよ、私(笑)

でも自分でも笑ってしまいました。思わせぶりに長い余白。期待させてすみません。

原作では・・・ネタばれ書いてしまいますよ。
両方とも実行していますよ。恐ろしいお話なんです。でも、結構深いのです。映画ではカットしてしまっている直くんの姉の独白部分は逆に泣けますが、あえて複雑にしなかったのが良かったのだと思います。

この映画はもう一回だけは見たい。でも3回は見たくない映画かもしれません。
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