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ラブリーボーン

ラブリーボーン - goo 映画

2月1日、映画館にて鑑賞。
ラブリーボーン


予告編を見た時から、心惹かれていました。ミステリーなのかホラーなのか、それともヒューマンドラマなのか、はたまたファンタジーなのか。

私はスージー・サーモン
大好きな家族と暮らす幸せな日々。
でも・・あの日
そう、1973年12月6日。

私は14歳で殺された。


このコピーは最高に上手いですね。それともこれは原作の冒頭か何か?
原作は30カ国で1000万部以上のベストセラーの映画化だそうです。原作者はアリス・シーボルト。

見終わって真っ先に感じたのは、文学を読み終えたような爽快さでした。つい先日見た「ゴールデンスランバー」も文章がそのまま見事に映像の世界に転化したように感じたのですが、この「ラブリーボーン」は文学のさわりを映像化したように感じました。だからと言って薄っぺらと言うわけではありません。が、たぶん表すことの出来なかった奥行きが原作にはあるのだと感じたのです。

こんな所で立ち読みが出来ます。→ここ
その部分を読んで、やっぱりそうなんだと確信しました。

リンクしているgoo映画の解説には

被害者家族の心情を繊細に描きながら、家族の絆を描いた感動ドラマであると同時に、一人の少女の成長譚でもある。
と書いてありました。確かに殺された少女と残された家族の再生の物語にも感じました。ただ、成長譚と言う言葉には、何か言いがたい違和感を感じたのです。
原作未読ゆえに、私がその原作の持つ何かに近づくことが、映画で見た限りでは出来なかったのかもしれません。

でもそれは時間が経って、家に戻ってきた頃にそう思う自分の気持ちの何故かが分かるような気がしました。時には奇妙なくらいに明るく語られるスージーの語り。それは死者からの視点。

だけど死は時を止め、死者は語らず、死者の想いは家族の願い。
そう思う事は、やはり原作の趣旨からは離れているのだと思いますが、そんな死生観ゆえに、かえって後からゆっくり迫ってくる悲しみみたいなものがありました。


予告編では霊界のスージーと家族が意思を通わせて、犯人に迫っていく物語のようにも感じましたが、そんな風に勘違いをしていくと、ちょっと肩透かしを食らうと思います。犯人は見ている私たちには少しも謎ではなく最初から分かっているのです。
事件の部分だけ取り上げると、近頃お気に入りドラマの「クリミナル・マインド」と大差ないです。


でも、主役のシアーシャ・ローナンはとっても可愛い女の子で、昔知っていた近所の少女に凄く似ていました。しかも私はその少女にモデルになれといつも勧めていたのです。その子も今は14歳。近所の少女の危機のような気がして、奇妙な感情移入で複雑な心境になってしまいました。なのでこの犯罪が遠い映像の世界のものと突き放すことが出来ず、犯人に非常な怒りを感じてしまいました。

映像は美しく、音楽も良かったです。
でも何に驚いたのかと言うと、エンドクレジットの長さです。そんなに人が出演していたとは思えません。と言うことは、その美しき映像を作り出したクリエーターたちの名前だったのでしょうか。ちょっとイラつきながら感心もしてみていました。字も大きかったし・・・。

以下ネタばれで少々
ラブリーボーン2


☆スージーが穴から飛び出しトウモロコシ畑を逃げていくシーン、だまされました。もうあの時には・・・
☆窓に映っている蝋燭が揺れるシーンは切なかったですね。そんなシグナルを送られてしまっては、お父さんは頑張らないわけには行かないですよね。
☆子供の数を聞かれると、二人と答えたお母さんの気持ち・・・切なかったです。
☆証拠を見つけ出した妹の頑張りシーン。結構どきどきしました。「何故そこで見ているの!」とイライラしませんでしたか?
☆犯人には天罰!?
ちょっと甘いな・・。

でも一番ビックリし、その後もずっと心に引きずってしまったのは、スージーの遺体が陥没した穴に投げ込まれ沈んでいってしまう所でした。あんなに深く、そして埋め立てられてしまっては、もう二度と見つかることもないのではないでしょうか。それで良いのか・・・と複雑な気持ち。

天国に行こうとするスージーが遣り残したことは、あの瞬間に現れても、「私はここよ。」と言うサインではなく、初恋の甘く切ないキスでした。
「スージー、君は美しい。」

その言葉は腐ってしまった自分の遺体よりも大切なものだったのかもしれません。そうは思っても、最初に家族と楽しそうに冷蔵庫などを投げ捨てているシーンと沈み行く金庫の映像が交互にちらつき、私にとっては凄く怖いシーンでした。

監督・脚本 ピーター・ジャクソン 原作 アリス・シーボルド
出演シアーシャ・ローナン マーク・ウォールバーグ レイチェル・ワイズ スーザン・サランドン スタンリー・トゥッチ


ラブリーボーン3

theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

tag : ピーター・ジャクソン シアーシャ・ローナン マーク・ウォールバーグ

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comment

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こんばんわ♪

>その言葉は腐ってしまった自分の遺体よりも大切なものだったのかもしれません。

この一文に涙が出てしまった。。。(; ;)
そうなんですよ。
もうスージーには身体は必要ないのよね。

私はすごく泣いた映画だったんだけど、ブログ巡り
してみたら意外と評価が低くてビックリ~。

妹の下りは私も、ちょっとイラっとしました^^;
それを持ち出して早く逃げるんだよ~、と
心の中で叫んじゃいましたわ^^;

くう様

私もこういう作品は好きです。映像も美しく内容にも泣けました。評価の分かれる部分は、自分の思い描いていたイメージとの「差」にあるのではないかなと推理しています。予告編から受けるイメージと本編はだいぶ違いましたよね。

私も危ないと思う部分があって、そこだけは確認して行ったのです。「そこ」とは何かって言うと、「ホラー」ではないと言う確認。ここを勘違いしていってしまうと、「やっちまったな。」になってしまうもので・・(笑)
きっと、今書いた事は、くうさんには分かって貰えると思います。決め付けてすみませんが(再度・笑)

妹の部分
>それを持ち出して早く逃げるんだよ~、と
心の中で叫んじゃいましたわ^^;

同じでーす!

コメントありがとうございます!

スージーは、家族を見守るのもありましたが、自分のことのほうに、より大きなエネルギーを使っていたイメージがありますね。
家族は当然のごとく、しばらくは悲しみに暮れるだけ。
そんなところにも死者と残されたものの差があるような…。

私も好きな作品です。

ボー様

なんと言うか、うっかりこちらでのお返事を忘れていたような・・・。お目に留められて不愉快に感じていましたら、すみませんでした。

「成仏」と言う言葉をここで使うのも、アレって感じですが、やはり思いを残さず去ると言うのは、死者にとって大切なことなんですね。

あちらとこちらの狭間みたいな感覚も、意外と西も東も実は共通にある、願望の発想なのかと思いました。

蒸し暑いです

kiriyさん、こんにちは!
毎年言ってるかもしれないけど、
名古屋の暑さは異常ですよ。もう汗ダラダラ。。。
でも私はあまり夏バテしない体質なので大丈夫ですが(^_^)
kiriyさんの体調はいかがですか?


天国に行く前にどうしてもやっておきたかった事が、
キスというのは、いかにも少女らしくて可愛かったですね。
妹が成長して自分より先に経験したのを見て、
涙を流していたくらいだから、相当憧れがあったんでしょうね。

分かってはいても、あの金庫のタイミングじゃないでしょうって思って、
金庫が沈んでいくのは残念な気持ちでいっぱいでした。
パパを自分からの執着から解放してあげようって言ってたのに。
何が解放だったのか、私にはよく分からないラストでした。

YAN様

実はワタクシ、夏バテ、バテバテです。加えて腰痛、膝痛、今日から肘痛です。
「ええい、うっとおしい」と思っても痛みから解放されず、朝目が覚める時、痛みは去っているかと期待して起きるのですが、それこそ肩透かし。以下グチグチ。

体調は如何と問われたので、本当のことを書いてみました(笑)

まあ、心は元気です!(たぶん)

って、映画のお話はどうしたんだと叱られそう。やっぱり違うお話も楽しくて。すみません。

YANさんのところにも、自分の記事内にも書いたのだけれど、遺体の入った金庫が地の底に沈んでいくシーンは怖かったですね。インパクトが大きかったです。
でも、日本人ならいつか帰ってくると、やっぱり信じ続けてしまうかも知れませんね。

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Author:nanatakasou
kiriyです。
映画はジャンル問わずで大好きです♪
だけど、ブログはゆっくりマイペースで更新中。

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