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劔岳 点の記

劔岳 点の記 - goo 映画
6月24日映画館にて鑑賞
 つるぎだけ3
木村大作監督がテレビでべらんべえ、てやんでい調で意気込みを語りました。その勢いに、
「ああ、この人は映画馬鹿・・」。←失礼!褒めております。
そんな男が作った映画を観に行きたくなっていた所に、子供の一人が「見たい」と言うので、それが後押しになってしばらく映画館から遠ざかっていましたが、行くことにしました。

映画の感想ではありませんが、少し驚いたのは平日でありながらレディスディの水曜日なので、それなりに映画館は混んでいました。でも「剱岳」はレディスディだから席が埋まっていたわけでは絶対にないと思いました。
だって、客層がかなり上です。シルバーグレイのカップルが多数です
どう見てもその中に一人いる、我が子供は最年少。一人シネコンの入る部屋を間違えたような雰囲気。

でも本当はこの映画は年代を選ばないと思います。CGや空撮ナシ。大自然の美しさを堪能し、出演者が異口同音に過酷な撮影だったと言う事が伝わってくる映像に酔いしれました。
物語は淡々としていて、音楽や映像美に多少眠くなってしまう部分があっても、ジーンとした感動が小さな波のように静かに訪れました。

ロケ地の一つに、「明治村」を利用したことは知っていました。私も訪れたばかりだったので心の中では、なにげに興奮していました。
アレです、アレ。
「知ってる、ココ。見た、ココ。」って言うやつです。



 この映画のキィポイントは「仲間」。

大自然もまた、この映画の「仲間」だったと思える映画でした。


 剱岳1


そして家族。

剱岳5

彼らが過酷な山登りに挑戦出来たのも、彼らの心を支える家族がいたからですね。


<以下ネタバレしています>

淡々としている物語展開が、上の文にも書きましたが、時に眠気を誘ってしまいました。だからと言って山を舞台にしながら、闇雲に悲劇でメリハリをつけなかったことを賞賛したいと思いました。

俗に言う「死亡フラグ」、あまり好きな言葉ではありませんが、若きノブという青年が参加してきた時から、そのフラグがチラチラ見え隠れしているようで、いろいろな場面でドキドキしてしまいました。
これは一緒に行った子供も言っていました。
雪崩のシーン、ザイルが切れるシーン、大雨のシーン。子供が生まれたと言うシーン。
ココか、ココかと思っているうちに最後まで行ったと言うのです。だから最後にノブが山岳会の栄誉を讃えて旗を振るシーンはより一層感動しました。

達観した男の側にいる、若き未熟な男の成長の物語がそこにはありました。
舞台が違っても、なにげに「赤ひげ」のような構図を感じました。

今の映画の感覚で言えば、ノブのような若者に死亡フラグを立てることは、ある意味ストーリー展開の常套かもしれません。が、木村監督はその選択をしませんでした。その古い感覚が新しいと思いました。

―原作があるんだから、関係ない。
そう言われたらそうなのですが、映画と小説では見せ方が違うと思うので、結構映画って上で書いたような事をやるのではと思います。

これがハリウッド映画的に考えると、悲劇は山岳会のほうにやって来たりもするでしょう。でも、彼らにもそれはナシでした。実際にある会なので、そのような失礼な事は出来なかったかもしれません。

なんだかメチャクチャな事を言っていますが、それだけ私がそのような映画に見慣れてきてしまったという事なんだなと、溜息をつきたくなってしまいました。

200日、40キロ近い荷物を背負い歩き続け撮影していた彼らは本当に「仲間」。最後のクレジットに「仲間たち」と出るところにも、如何に彼らが心を一つにして撮影に望まなければならなかったかが、うかがい知れました。
単なる私の妄想ですが、映画のアイデァとして、悲劇的な何かを思い浮かぶ事があっても、それを選択することは出来なかったということはないだろうかと思ってしまったのでした。


山岳会の描かれ方も素敵でしたね。

 剱岳4

なかなか見つけることが出来なかった登山口を見つける原動力になったのは、息子からの手紙でした。
結局、おやじ動かす息子の励まし・・・・
原作を未読なので知りませんが、やっぱり正直に自分の気持ちに従って言わせていただくと、もう少しシナリオは練って欲しい部分がありました。
二人の絶縁していた理由を考えると、分かりやすいけれど、大切な部分が薄まってしまったように思いました。

それと分かり辛いのが彼らの位置関係。簡単に宿と往復するので、過酷と言う言葉も薄まってしまいます。ダメだったルートの説明とか、それこそ地図が見たかったです。(そう思っていたら、どこかで同じような事を言われている文を見かけました。同じ意見です。)


ラストのオチと言う訳ではありませんが、登ってみたら行者の杖の先が(なんて言うのでしたっけ?)・・・

「一番」ということに拘っている者を、あざ笑うかのようでしたね。



何でかこの映画、見終わった後に拍手がしたくなりました。でも映画館ではしないのよね。寂しいので今します。パチパチパチ・・・。

剱岳6

剱岳2

監督・撮影 木村大作
原作 新田次郎
出演 浅野忠信  香川照之  宮崎あおい  夏八木勲  松田龍平  仲村トオル  役所広司

 









theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

tag : 浅野忠信 香川照之 宮崎あおい 夏八木勲 松田龍平 仲村トオル 役所広司

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こんにちは♪

どのカットを取っても素晴らしかったです。
さすがは長年カメラマンを務められた監督さんですね~。
登って下りるだけの映画なのに、なんかもうすっごく好きでした。
香川さんと浅野さんが好きっていう理由も大きいかも?

Re: こんにちは♪

いつも丁寧にありがとうございます。
> どのカットを取っても素晴らしかったです。
本当ですね。その映像を見たかったので、出かけた甲斐がありました
> 登って下りるだけの映画なのに、なんかもうすっごく好きでした。
その「登って下りるだけ」と言うお言葉、先日の「イッテQ」のイモトさんがキリマンジャロを下りる時言っていましたよ。「登山ってなんなんでしょうね。ただ登って下りるだけなのに・・」
印象深い言葉でした。
> 香川さんと浅野さんが好きっていう理由も大きいかも?
それもあるかもです。この二人は見ているだけで、安心出来てしまう、そんな部分がある様な気がしました。
心に残る映画でしたね。
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