「野生の呼び声」

2020年2月に公開。
2月といえば映画館で観たかったけれど、ちょっと我慢していた頃。
2020年は1月に「カイジ」を見に行って、次に映画館に足を運んだのは6月になってからでした。
6月は続けて2本見ました。
「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」と「ドクター・ドリトル」です。
子供の頃に読んだ物語は、私の「心の友だち」で、それの映画化ならば行かないわけにはいかないと思って行きました。
じゃあ、このジャック・ロンドンの「野生の呼び声」はどうだったのかと言えば、「心のとも」という様な気持ちは持っていませんでしたが、懐かしい旧友のような気がしていました。
やはりこの原作も小学生のころ読みました。
だけど覚えているのはラストだけ。それでもこの物語は、意外と好きだったと言う記憶がありました。
それで映画館で観たいと思っていたけれど、やっぱり、今は止めておこうと行かなかったのです。
だからWOWOWで見る事が出来て、嬉しかったです。
そして昔この本を読んだ時よりも、映画は数倍も面白く感じさせてくれたように思いました。
豊かな家で甘やかされて育てられたバックは所謂おバカ犬。だけどそれは躾けられていないだけで、体格の良い立派な犬でした。
それ故に盗まれて、アラスカでソリの先導犬として働き、そして孤独な男、ソーントンと出会うのでした。
そしてひとりと1匹は地図にない土地を目指し冒険に出るのでした。
途中をいろいろと省くと、そんな感じの物語。
だけどバックの人生は(・・・・・・あっ、そうそう。人間以外のものの一生を「人生」と言うと、この場合「犬生」とか笑いながら言い直す人がいるけれど、止めてもらいたいです。これは擬人法と言って「人生」で良いのだ!・・・・・)予想外に波乱万丈でした。
ハリソン・フォード、良かったです !!
《ちょっとネタバレ》
まったく描かれていませんでしたが、盗まれてしまった家の者は、「ああ、罰など与えて外に出さなければよかった。」と後悔したでしょう。
その後のソリ犬たちの運命を知って、ソリを走らせていた郵便配達人は、きっと嘆いたことでしょう。
ある日突然いなくなってしまった犬や猫。
もしかしたら遠い森の奥で、日本狼の群れに参加していたり、野原を幸せに走り回っている野生の猫になっているかもしれませんね。バックのように。

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