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「マイ・フレンド・フォーエバー」

マイ・フレンド・フォーエバー(1995) - goo 映画
あらすじはこちらで。

マイフレンド・フォーエバー



 

 ブラッド・レンフロの突然の訃報には、本当に吃驚しました。「スリーパーズ」ではブラッド・ピットの子供時代を演じ、私は美少年だった彼のファンでした。近頃ではいろいろあって、あまり活躍の話は聞こえてきませんでしたが、その復活を信じ願っていました。ですから、25歳の若さでの早すぎる死の知らせは驚きと共に残念でなりません。


 その彼の作品で、この「マイ・フレンド・フォーエバー」はとても好きなものです。

12歳のエリックと隣にやって来た、エイズの少年デクスターの友情の物語なのですが、本当に彼らは子供らしいのです。そのあらすじを読み直しても涙が滲んできます。

この映画を見る前のことだったと思いますが、近頃は小学校でも性教育は当たり前のことかもしれません。特に前はその時間を授業参観に当てることが多かったのですが、子供のその時間に「エイズ」のことを取り上げられたことがあります。
先生がエイズのあれやこれやを説明し、最後に子供達がキラキラした顔で感想を言うものだったのですが、その子供達の感想。

「僕は、エイズの子がいても差別するのは辞めようと思いました。」
「エイズは簡単にはうつらないことがわかったので、そういう友達がいても一緒に遊ぼうと思いました。」

言っている事は決して間違えてはいません。ただ、嫌な授業だと思いました。子供達は先生の言っている事のオウム返し。聞いていても彼らが考えた言葉として聞こえてきません。しかも誰もが自分とは関係ない世界の子供の話です。もちろん、自分が不幸にもエイズにかかってしまっても差別なんかされたくないなどと言う子供などはいません。自分は当然のように除外なのです。


 でも、もしもその時先生が
「ねえみんな、君の一番だい好きな友達が、不幸にも輸血とか薬だといって与えられたものから、実はエイズにかかってしまったら、君達はどう思うの?」と聞いていたらどうでしょうか。

中にはこんなことを言った子供がいたかもしれません。
「僕は絶対、絶対に差別なんかしません。そんな事関係なくて、普通にいっぱいいっぱいその子と遊びたいです。それで、何とかしてその病気が治ればいいと思って、自分に出来ることがあったら何でもすると思います。」

そんな言葉が聞けたなら、私はこの映画を見たときと同じように涙がこぼれてしまったかも知れません。


 この映画では変なシーンが印象に残っているのです。デクスターの家の夕食に招かれて、食欲のないデクスターが、デザートを残すと
「食べないなら、貰っていい?」とエリックが聞くのです。デクスターの母は
「平気なんだと思うけれど、でも、違うやつをお変わりにあげましょうね。」と言います。
エリックの子供らしい愛らしさ、デクスターの母の優しさが伝わってくるシーンでした。

もちろん、二人の冒険旅行は山場です。

 デクスターの棺に自分の靴を入れ。、川にデクスターの靴を流すラストにはやはり涙が滲みます。その最後のシーンを思い出すたびに、しっとりととかしみじみととか言うのとは少し違うなんともいえない気持ちになるのです。例えば、葉の上に溜まった露がすっとしたに落ちていくような、そんな感じでしょうか。




25歳の死は早すぎました。でも、少年の日のブラッド・レンフロは作品の中に閉じ込められて、ずっと生き続けていくのかも知れません。




 


 


 

theme : ☆映画の思い出
genre : 映画

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「股旅」

股旅
股旅 - goo 映画
1月17日、日本映画専門チャンネルにて鑑賞。
ストーリーはリンクしている「goo映画」で。


何とはなしにテレビをつけっぱなしにしていたら、この「股旅」が始まった。義理人情どっぷりでデイリとか縄張り争いの任侠ものかと思って消そうと思ったらまったく違う雰囲気。

冒頭の仁義を切るシーンから目が離せなくなってしまった。

「おひかえなすって、おひかえなすって、さっそくのおひかえありがとうござんす・・・」
「おひかえなさい、おひかえなさい・・・」
と個性豊かで、流れるように語られるそれは、思った以上に土臭い。

監督は市川崑
主演は、小倉一郎、尾藤イサオ、萩原健一。今ではすっかり渋いオジ様たちになってしまった彼らの若き日が輝いていた。
この映画は39年前の作品。

だけれど余り古臭く感じない。

ナレーションで「彼らは刀を差しているが武士ではなく、・・・・とちっぽけな犯罪で生業を立てている。」
・・・・の部分は、ちょっと記憶損失。でもその後に続いた言葉が印象的だった。

さりげない解説的なナレーションで、鋭く彼らをあらわに晒していく。

所謂、時代劇的青春映画と言うものだと思うけれど、彼らのやっている事は、軽いし空回りだし切なくて空しい。
だけどこの時代、こういう雰囲気の映画が流行っていたように思う。
確か「しらける」と言う言葉が流行っていた時代だったのではないか。

がむしゃら、一生懸命がキラキラした結果に結びつかない、そんな時代の青春群像・・・

軽くて、見た直後には何も残らないような気もするが、後からチラチラと脳裏に蘇ってくる、そんな作品だったと思う。

tag : 市川崑 wowow 2012年に見た映画 邦画 テレビやPCで見た映画

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「マザーレス・ブルックリン」

                           マザーレスブルックリン

大好きなエドワード・ノートンの監督・主演作品。
主人公がトゥレット症(チック症に似ている)の探偵で、最初はちょっと感情移入しづらいような気がしてしまいました。でもそれは、すぐに慣れて、慣れてしまうと、このライオネル・エスログが凄く頭が良くて魅力的な人物であることが分かります。

作中にも「あんたを誤解していた。」と言うセリフもあって、、知的障害を伴っているかのように思われてしまう、かなり重症なチックなのですね。

孤児院出身のライオネル。父親代わりだったボスのミナが殺されて、少ない情報から真実にたどり着くまで、ジャズをバックに彩られた世界観は、まさしくハードボイルドの世界でカッコいいです。
しかし、言語も伴うチック症なので、彼が「IF IF IF」と繰り返したり、意味のないような言葉を連想ゲームのように発したりするとき、これは日本語振替え版だとどんなふうに訳していて、声優さんはどんな演技をするのだろうかと、違う角度で興味を持ってしまいました。いつか機会があったら、日本語版も見てみたいです。

ひとつの聞き込みをするのに、常に自分を制御したり誤解を解きながらとか、クタクタに疲れてしまいそうです。生き辛い毎日を彼なりに生きて、だからこそかっこよく見えたのでしょうか。

筋を追わずに、ネタバレなしで書くとこんな感じでしょうか。
とりあえず、辿り着いた黒幕は、どうしようもない差別野郎ですよ。


あっ、そうそう。ミナは重要な役ですが、最初に退場してしまうので、その役のブルース・ウィリスは少々勿体ないような気がしてしまいました。
またウィレム・デフォーが出てくると、以前は「あっ、『スパイダーマン』の悪役の人だ。」となったのに、最近は「あっ、ゴッホだ。」となります。

と言うわけで、ライオネスがクタクタになりながら、カッコいいので原作を読んでいます。

マザーレスブルックリン2

theme : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
genre : 映画

tag : wowow テレビで見た映画 1月に見た映画 ブルース・ウィリス サスペンス エドワード・ノートン

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「また、あなたとブッククラブで」

また、あなたとブッククラブで

《映画館で見た映画の感想。『森の中の1本の木』にも同記事が載っています。》

1月22日、お友達とご一緒に見てまいりました。

これが、2021年に一番最初に映画館で観た作品になりました。

キャストが、ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダ、キャンデス・バーゲン、

メアリー・スティーンバージェン。

1946,1937,1946,1953。

これは何の数字かと言えば、まあ、彼女たちの生誕の西暦でありまして、思わず「やすらぎの郷」かと、心の中でツッコミを入れてしまいました。

そう言いましても、彼女たちは、私が青い春と言う時代を過ごしていた頃、映画界で旗を振っていた人たちで、憧れの人たちでもあったのです。

その人たちの映画とあっては、何気に心ときめかせ、この作品をチョイスしました。

だけどこの日、いつものように深夜族。寝る時に、時計を見ながら今日は映画に行くのに大丈夫かしらとは思いました。でも映画が面白かったら大丈夫よと、いつものお気楽な私が言いました。

こんな事を書くと、次に言う事が簡単に予想が付くかと思います。

早くも「一戦一敗」になってしまうのかと思ってしまいました。

「敗」と言うのは、いわゆる寝落ちです。

お友達はすべてがツボにはまり、楽しくて面白くて素敵な映画だったと言いました。

何の反論もありません。私もそう思います。

ただこの人たち(ヒロインたち)、「ブッククラブ」、つまり長年続けてきた「読書会」と言う、なんて言ういうか、知的な香りのする集会で、話していることは、思春期の少年が3分に一度考えると言うアレの事ばかりです。

なんだか眠くなってきてしまって、筋を追いながら、時々うつらうつらとしてしまいました。ただ一敗目にはしたくないが一念で頑張っていたのですが、突然目が覚めました。

ヒロインのダイアン(ダイアン・キートン)が、知り合いになったパイロットの家に行って、自家用機に乗って空のデートをする辺りから。

 

これはある種の大人のおとぎ話だと気が付いたら、なかなか面白くなってきました。

夫を喪った普通の専業主婦が、娘に会いに行く飛行機の中で、隣に座ったのがパイロットの休暇中で、ナンパされて、家に行ってみたら、何かの特許料で広大な土地とゴージャスな家の持ち主で、飛行機デートをしたり、別に普通のおばさんにしか見えないヒロインを会った途端に「君は特別な人だから。」と言わしめる。

無いから。

そんな事は、普通。(笑)

キャンデス・バーゲンのシャロンのシーンなど、完全にコメディで、「ブッククラブ」と言うタイトルで、勝手に勘違いしていたジャンルを切り替えたら、俄然面白くなってきました。

「最後から二番目の恋」でセフレと言う言葉を知りましたが、そんな相手は居ても今まで独身で頑張って来て、ホテルオーナーまでなったビビアン(ジェーン・フォンダ)、夫とは離婚して、その彼には若い恋人が出来たことを苦々しく思っているシャロンは連邦判事。35年を経た結婚生活の危機に直面しているキャロル(メアリー・スティーンバージェン)はオーナーシェフ。

まるっきり見えてきませんでしたが、みんな今まで、メチャクチャ頑張ってきた過去があったのだと思います。

まるっきり感じる事が出来ませんでしたが、様々な本を読んで、皆で深く語り合って来たのに違いありません。

だから、第二の人生にも男性のパートナーがちゃんと現れて、また恋が出来る事が最高と言うような恋愛至上主義のような物語に、ちょっと、本音を言えば物足りなかったような気がします。

でもこれはおとぎ話。

だから「王子様が現れて、二人は幸せになりました。」×4

で、メデタシメデタシで良かったのかも知れませんね。

 

ただ、さりげなくぶち込まれたテーマはちゃんとあって、詳しくは書きませんが、長い夫婦の関係での、普通にぶつかるキャロルの問題。

また、本当に親想いで良い娘たちが出てくるのですが、母親を愛するあまり、必要以上に年寄り扱いにしてしまう問題。

本当に人生には、いろいろな問題があるよね。

 

と、まとめた後で、書くのもなんですが、とりあえず、彼女たちが活発な恋愛活動をするようになったのかと言うと、読んでいた本の影響みたいなんですね。

その本は「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」と言うもので、2014年に主婦が趣味でインターネットにアップした官能小説が評判を呼び、全世界でベストセラーになったものらしいです。と言っても、またも私はまったく知らず。



theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

tag : 2021年に見た映画 1月に見た映画 映画館で観た映画 洋画

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kiriyです。
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だけど、ブログはゆっくりマイペースで更新中。

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