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2008.10/30 [Thu]
お知らせ
タイトル、スタイル変えずに、こちらのfc2ブログに移動いたしました。以前の「近未来二番館」で頂いた、コメント、TBは記事内に掲載、リンクをさせていただきました。
「二番館」と言う記憶の中にしかない空間と、「近未来」と言うまだ見ぬ明日。
そんな狭間に浮遊して夢の世界の映画に思いを馳せている、「近未来二番館」をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
しばらく、この記事はトップに置かせてくださいね。
新しい記事はこの下↓からになります。
「二番館」と言う記憶の中にしかない空間と、「近未来」と言うまだ見ぬ明日。
そんな狭間に浮遊して夢の世界の映画に思いを馳せている、「近未来二番館」をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
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2008.10/12 [Sun]
トウキョウソナタ
トウキョウソナタ - goo 映画

10月11日 映画館にて
家に帰って、まず最初の一言。
「あのさあ、リストラされても隠さなくていいからね。」
私の子供は軍隊に入りたいとは言わないだろう。ピアノの才能もなく理不尽な先生にたてつくこともないだろう。夫はリストラされて失業中というわけではない(たぶん)。もし私がドーナツを作ったら、それは大して美味くはなくても、みんな食べてくれるはず。
それなのに、なぜか身につまされてしまったのはなぜだろう。
映画の感想ではないのだけれど、時々隣に座っていた友人の寝息が聞こえてきた。
私としては、吃驚だ。
この映画、淡々としてはいるけれど、決してつまらない映画じゃないよ。でも、誘ったのは私・・・。悪い事しちゃったかなと、気が散ってしまった。後で聞いたら、館内はやたら暑くて、途中からエアコンが入って涼しくなったから、急に眠気が襲ってきてしまったらしい。
でも、こういう映画ではなかったら、友人は眠くはならなかったのかもしれない。
そんな番外でもいろいろ考えてしまったのだった。
しかし、この作品からも贈られてくるメッセージは多い。
いっけん、リストラお父さんの家族に内緒の奮戦記の様に見える。空の巣症候群のお母さんの再生の話にも見える。人生の目標を見つけられなくて、あがいているお兄さんの話が添えられているように見える。大人たちのルールの中で、ぶつかり押し込められそうになりながら、それでも思いのままに生きようとなにげに頑張っている、小学生の子供の話が、そこにあるように見える。
そんな家族の、日常を追っているように見えるが、そう思ってみてしまうところが何気ないマジックだと思う。
終盤に、そんなことは普通にはけっして「ナイ」と言うエピソードが炸裂し、この物語は終わりを向えるが、それさえも食事をするという日常のシーンで、包まれていってしまう。
非日常が、日常に見える、不思議な映画だった。
<以下ネタバレ感想> ↓

10月11日 映画館にて
家に帰って、まず最初の一言。
「あのさあ、リストラされても隠さなくていいからね。」
私の子供は軍隊に入りたいとは言わないだろう。ピアノの才能もなく理不尽な先生にたてつくこともないだろう。夫はリストラされて失業中というわけではない(たぶん)。もし私がドーナツを作ったら、それは大して美味くはなくても、みんな食べてくれるはず。
それなのに、なぜか身につまされてしまったのはなぜだろう。
映画の感想ではないのだけれど、時々隣に座っていた友人の寝息が聞こえてきた。
私としては、吃驚だ。
この映画、淡々としてはいるけれど、決してつまらない映画じゃないよ。でも、誘ったのは私・・・。悪い事しちゃったかなと、気が散ってしまった。後で聞いたら、館内はやたら暑くて、途中からエアコンが入って涼しくなったから、急に眠気が襲ってきてしまったらしい。
でも、こういう映画ではなかったら、友人は眠くはならなかったのかもしれない。
そんな番外でもいろいろ考えてしまったのだった。
しかし、この作品からも贈られてくるメッセージは多い。
いっけん、リストラお父さんの家族に内緒の奮戦記の様に見える。空の巣症候群のお母さんの再生の話にも見える。人生の目標を見つけられなくて、あがいているお兄さんの話が添えられているように見える。大人たちのルールの中で、ぶつかり押し込められそうになりながら、それでも思いのままに生きようとなにげに頑張っている、小学生の子供の話が、そこにあるように見える。
そんな家族の、日常を追っているように見えるが、そう思ってみてしまうところが何気ないマジックだと思う。
終盤に、そんなことは普通にはけっして「ナイ」と言うエピソードが炸裂し、この物語は終わりを向えるが、それさえも食事をするという日常のシーンで、包まれていってしまう。
非日常が、日常に見える、不思議な映画だった。
<以下ネタバレ感想> ↓
2008.10/05 [Sun]
アイアンマン
アイアンマン - goo 映画

10月5日映画館にて。
SFは、未来の記憶のメッセージだと思っています。だからと言って、ガンダムスーツなんかだと重力とかいろいろな意味で、ハードルが高そうだと思っていましたが、アイアンマンのスーツだと意外と近い未来に実現するかも知れないなどと思ってしまいました。
そうねぇ、200年ぐらい後・・・イヤイヤ50年待たなかったりして・・・
などと考えながら見るのも楽しいかもしれません。
今度のヒーローは、天才にして超セレブ。軍事企業のCEO のトニー・スターク。自社新製品の売り込みにアフガンに乗り込みますが、そこで武装集団に拉致されて、武器の製造を強要されてしまいます。武器作成の振りをしながら、マーク1を作るトニーですが・・・
洞穴でスクッラプの様なものから最初のスーツを作る天才ぶり。魅力たっぷりです。この辺までは予告編でもガンガン流している所なので、ネタバレとも思わず書きましたが、そのマーク1のかっこ悪さが、なんていうかカッコイイのです。

でもその時、私はなぜか「鉄人28号」を思い出してしまいました。
正義の味方になるか、悪の手先になるのかは、すべてリモコンを持つ者次第だった鉄人。
もしかしたらこの物語も・・・と、ふと感じた予感は、ある意味当たっていたかも知れません。
単純明快、映像的にも面白い、この映画は続編も決まっているみたいです。
アイアンマン誕生までが丁寧に描かれていて、楽しめました。次回も楽しみです。
<以下ネタバレ感想です。>

10月5日映画館にて。
SFは、未来の記憶のメッセージだと思っています。だからと言って、ガンダムスーツなんかだと重力とかいろいろな意味で、ハードルが高そうだと思っていましたが、アイアンマンのスーツだと意外と近い未来に実現するかも知れないなどと思ってしまいました。
そうねぇ、200年ぐらい後・・・イヤイヤ50年待たなかったりして・・・
などと考えながら見るのも楽しいかもしれません。
今度のヒーローは、天才にして超セレブ。軍事企業のCEO のトニー・スターク。自社新製品の売り込みにアフガンに乗り込みますが、そこで武装集団に拉致されて、武器の製造を強要されてしまいます。武器作成の振りをしながら、マーク1を作るトニーですが・・・
洞穴でスクッラプの様なものから最初のスーツを作る天才ぶり。魅力たっぷりです。この辺までは予告編でもガンガン流している所なので、ネタバレとも思わず書きましたが、そのマーク1のかっこ悪さが、なんていうかカッコイイのです。

でもその時、私はなぜか「鉄人28号」を思い出してしまいました。
正義の味方になるか、悪の手先になるのかは、すべてリモコンを持つ者次第だった鉄人。
もしかしたらこの物語も・・・と、ふと感じた予感は、ある意味当たっていたかも知れません。
単純明快、映像的にも面白い、この映画は続編も決まっているみたいです。
アイアンマン誕生までが丁寧に描かれていて、楽しめました。次回も楽しみです。
<以下ネタバレ感想です。>
2008.10/05 [Sun]
容疑者Xの献身
容疑者Xの献身 - goo 映画

10月4日映画館にて。
テレビでドラマの「ガリレオ」を楽しんでいた下の子供は、見終わった後に微妙な顔をして、
「ドラマのノリと違ってタルかった。違うものを見ているのかと思った。」と言った。
ドラマなど見向きもしなかった上の子供は、
「なかなか、面白かったじゃないか〜。なんていうか常に死相が表れている様な顔の演技が凄いよな。」と、内容的にはもう一人の主演の堤真一を指して絶賛していた。
この映画を一番楽しみにしていた夫は、困惑していた。
「面白かったけれど・・・・」
私はと言うと、ドラマ「ガリレオ」をつまらないと思ったことは一度もないし、毎週楽しみにしていたように思う。だけれど、決まって眠くなる。なぜだか眠くなる。時間帯が悪いのだ。ゆえに映画も興味がなかったというのが本音。だって、条件反射で何処かで眠くなったらどうしよう。映画館で寝たことはほとんどないけれど、近頃私は睡眠障害で、夜中の二時に寝ても朝の五時半に目が覚める。
時に福山の美しい低音は、私にとって眠りにいざなう波になってしまうはず。
流石に眠ってしまうことはなかったが、ゆっくり静かに進んでいくスローテンポがちょっと辛い。お話もかなり地味。
かなり良質な二時間サスペンスを見ているような感覚だった。
だけど夫は自慢していた。
「トリックはわかっちまったぜ。」
―へえ、そうなんだ。
実は推理するのは、いつもは私の方が得意。
「あたしは分からなかったわ。だって、そんなことって・・・・」と言いかけて、何かのカプセルが胸の何処かではじけたように感じた。私は昼食のラーメンをすすりながら、心の中に染み渡っていく静かな悲しみを楽しんでいた。
派手ではない静かな人間ドラマの余韻は、後からやってくる。
<以下ネタバレ感想>

10月4日映画館にて。
テレビでドラマの「ガリレオ」を楽しんでいた下の子供は、見終わった後に微妙な顔をして、
「ドラマのノリと違ってタルかった。違うものを見ているのかと思った。」と言った。
ドラマなど見向きもしなかった上の子供は、
「なかなか、面白かったじゃないか〜。なんていうか常に死相が表れている様な顔の演技が凄いよな。」と、内容的にはもう一人の主演の堤真一を指して絶賛していた。
この映画を一番楽しみにしていた夫は、困惑していた。
「面白かったけれど・・・・」
私はと言うと、ドラマ「ガリレオ」をつまらないと思ったことは一度もないし、毎週楽しみにしていたように思う。だけれど、決まって眠くなる。なぜだか眠くなる。時間帯が悪いのだ。ゆえに映画も興味がなかったというのが本音。だって、条件反射で何処かで眠くなったらどうしよう。映画館で寝たことはほとんどないけれど、近頃私は睡眠障害で、夜中の二時に寝ても朝の五時半に目が覚める。
時に福山の美しい低音は、私にとって眠りにいざなう波になってしまうはず。
流石に眠ってしまうことはなかったが、ゆっくり静かに進んでいくスローテンポがちょっと辛い。お話もかなり地味。
かなり良質な二時間サスペンスを見ているような感覚だった。
だけど夫は自慢していた。
「トリックはわかっちまったぜ。」
―へえ、そうなんだ。
実は推理するのは、いつもは私の方が得意。
「あたしは分からなかったわ。だって、そんなことって・・・・」と言いかけて、何かのカプセルが胸の何処かではじけたように感じた。私は昼食のラーメンをすすりながら、心の中に染み渡っていく静かな悲しみを楽しんでいた。
派手ではない静かな人間ドラマの余韻は、後からやってくる。
<以下ネタバレ感想>
2008.10/04 [Sat]
「ハウルの動く城」二回目
ハウルの動く城(2004) - goo 映画

10月3日テレビで見ました(2回目)
数日前、ソファで転寝していた私は、目が覚めた途端に、珈琲が飲みたくなるような感覚で「ハウルの動く城」が突然見たくなりました。
「何で、突然?」と夫が聞くので、
「ソフィーって、若くなったり年老いたりするじゃない。あれって、どんな時に変化していたのか、確認したくなったのよね〜。」
「今週の金曜日にテレビでやるよ。」と夫が教えてくれました。
「まぁ、悪いわねぇ。私の為に・・」
というのは、嘘ですが、なんと言うグッドタイミングなんでしょう。
見たいときが旬なのか、この映画は初めて見たときより数倍楽しめました。
たぶん、前の時は美しいハウルに目が行き過ぎていたり、キムタクの声やソフィーの声のチェックに気を取られ過ぎていたのだと思います。
今回はそんなことが一切気にならず、物語の世界を単純に楽しみました。
不思議に感じたのは、前は非常に難解に感じたこの映画。今見ると、何が難解だったのか分かりません。難しくややこしいものにしてしまったのは、ジブリだからと思い込んで、複雑な視点で見ようとしていた、自分自身だったのですね。
美しい風景や、ハウルの城の異質さ、魔法使い、戦争、魅力あるキャラクター、視点がいくらでも分散してしまいますが、二回目なので、じっとソフィーの気持ちを中心に見ることが出来たように思います。
素敵な「恋」のお話でした。

ちょっとドキッとしたシーン。
疲れて帰ってきたハウルがお風呂に入る前に、眠っているソフィーをカーテンをそっと開けて見守るシーン。ソフィーは眠っているので、元の姿のまま。セリフなんか何もないのですが、ハウルはこの時大事な人だという運命を感じた、または別な言い方をすれば「恋に落ちた」のではないでしょうか。
表情一つ変わりませんが、ハウルはいつかソフィーと言う少女と出会うと言う未来を知っていたので、その内面の気持ちは、本当は凄く揺れていたのだと思います。
(ほとんど描かれていないのが、残念です。)
美しさに拘るハウルは愛おしいですね。
いつだって前向きなソフィーには心惹かれますね。
確認したかったソフィーの七変化も良く理解できました。BGMと同じようなもので、彼女の気持ち一つでガンガン変わるのです。
それで思うことは、素敵なものにときめく心、前向きな姿勢、タフな精神がやっぱり大切なんだなと言うことでした。
そして、優しさも。
ソフィーは優しかったですね。
おばあさんになってしまった荒地の魔女から、ハウルの心臓を取り戻す時、私なら「寄越せ!!」と言ってしまいそうですが、そっと抱きしめて「お願い」というのです。
「仕方がないわねえ。」と渡す魔女。
「ハウルが心を取り戻し、カルシファーが千年も長く生きられますように・・」と言う呪文のような願い。
この辺からのセリフがみんな良かったです。
「体が重い。」と言った、ハウルに「心って重いのよ。」とソフィー。
魔法が解けた案山子のカブの
「心変わりは世の習い。」
最後に出てきたお城は「ハウルとソフィーの動く城」でしたね。綺麗で生き生きしていました。
そこに、血縁なしの老人と子供、犬と二人が家族として暮らしていくのですね。それから自由意志で城を動かしているカルシファーも。
出会うことで、みんな何かが変わったのでした。
一回目の感想→ココ

10月3日テレビで見ました(2回目)
数日前、ソファで転寝していた私は、目が覚めた途端に、珈琲が飲みたくなるような感覚で「ハウルの動く城」が突然見たくなりました。
「何で、突然?」と夫が聞くので、
「ソフィーって、若くなったり年老いたりするじゃない。あれって、どんな時に変化していたのか、確認したくなったのよね〜。」
「今週の金曜日にテレビでやるよ。」と夫が教えてくれました。
「まぁ、悪いわねぇ。私の為に・・」
というのは、嘘ですが、なんと言うグッドタイミングなんでしょう。
見たいときが旬なのか、この映画は初めて見たときより数倍楽しめました。
たぶん、前の時は美しいハウルに目が行き過ぎていたり、キムタクの声やソフィーの声のチェックに気を取られ過ぎていたのだと思います。
今回はそんなことが一切気にならず、物語の世界を単純に楽しみました。
不思議に感じたのは、前は非常に難解に感じたこの映画。今見ると、何が難解だったのか分かりません。難しくややこしいものにしてしまったのは、ジブリだからと思い込んで、複雑な視点で見ようとしていた、自分自身だったのですね。
美しい風景や、ハウルの城の異質さ、魔法使い、戦争、魅力あるキャラクター、視点がいくらでも分散してしまいますが、二回目なので、じっとソフィーの気持ちを中心に見ることが出来たように思います。
素敵な「恋」のお話でした。

ちょっとドキッとしたシーン。
疲れて帰ってきたハウルがお風呂に入る前に、眠っているソフィーをカーテンをそっと開けて見守るシーン。ソフィーは眠っているので、元の姿のまま。セリフなんか何もないのですが、ハウルはこの時大事な人だという運命を感じた、または別な言い方をすれば「恋に落ちた」のではないでしょうか。
表情一つ変わりませんが、ハウルはいつかソフィーと言う少女と出会うと言う未来を知っていたので、その内面の気持ちは、本当は凄く揺れていたのだと思います。
(ほとんど描かれていないのが、残念です。)
美しさに拘るハウルは愛おしいですね。
いつだって前向きなソフィーには心惹かれますね。
確認したかったソフィーの七変化も良く理解できました。BGMと同じようなもので、彼女の気持ち一つでガンガン変わるのです。
それで思うことは、素敵なものにときめく心、前向きな姿勢、タフな精神がやっぱり大切なんだなと言うことでした。
そして、優しさも。
ソフィーは優しかったですね。
おばあさんになってしまった荒地の魔女から、ハウルの心臓を取り戻す時、私なら「寄越せ!!」と言ってしまいそうですが、そっと抱きしめて「お願い」というのです。
「仕方がないわねえ。」と渡す魔女。
「ハウルが心を取り戻し、カルシファーが千年も長く生きられますように・・」と言う呪文のような願い。
この辺からのセリフがみんな良かったです。
「体が重い。」と言った、ハウルに「心って重いのよ。」とソフィー。
魔法が解けた案山子のカブの
「心変わりは世の習い。」
最後に出てきたお城は「ハウルとソフィーの動く城」でしたね。綺麗で生き生きしていました。
そこに、血縁なしの老人と子供、犬と二人が家族として暮らしていくのですね。それから自由意志で城を動かしているカルシファーも。
出会うことで、みんな何かが変わったのでした。
一回目の感想→ココ

「救命ボートは行ってしまった。俺達はゆっくり沈んでいく船のようなもの。」
同じ年頃を持つ子供の親は、いろいろな立場でこのシーンは、印象深かったのではないかと思ったのは、兄の軍隊志願の親子の会話の部分だ。
順番がバラバラだが、冒頭の嵐のシーンで、吹き込んだ雨を吹こうとする小泉さんのシルエットが美しい。映像が綺麗だ。
その小泉さんを見ていると、頭の中で
片や韓国映画のようなノリの父の一夜。今では仕事場のトイレで、彼は大金を拾う。そのお金を持って、彼は走り出す。ただひたすらひたすら真っ直ぐと。いらつくほど真っ直ぐと。そのたびにゴミの山やダンボールの中に突っ込むが、ダンボールの中の彼があまりに似合っていて、未来図のようで怖い。「やり直したい、やり直したい。」と呟く彼に、思わず心の中で「何処から」と尋ねたくなってしまった。
そして、子供は・・・。
人は何かきっかけがないと、その山は越えられないような気がするが、本当は夢のような夜を越えなくても、その山は越えられる。何度も出てくる食事風景、同じように繰り返す日々。本当の本当の人生の山越えはそんな繰り返しの中にある。・・・、と私は思う。




この物語は、冒頭に女刑事が言ったように解き明かせない「愛」の物語だったと思う。






ほぼ全ての登場人物に共感というか、共鳴する部分もあり
見守るように観ていました。
別々の思いを抱えながらも、一つの食卓につき、
黙々と食べるシーンがこわくもあり、心強くもあり、印象的でした。