「煙突の見える場所」
2012/03/04 14:12
ジャンル:田中絹代
Category:2012年テレビで見た映画
TB(0)
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CM(0)
【Edit】

煙突の見える場所 - goo 映画
2月16日BSプレミアにて鑑賞。
只今2月にテレビで見た映画の感想を書いています。
1953年制作。
この映画、またもどこがどう面白いのかうまく言えないのであるが、なかなか面白かった作品。
私が子供の頃には、まだこの映画に登場するお化け煙突というものがあったように思う。見る場所によっては3本に見えたり2本に見えたり、または1本にしか見えなかったりするという面白い煙突だった。
何気ない生活の中にある人々の生活と気持ち。視点を変えたら。また見方が変わってくる・・・・なんて事がテーマなのかもしれないが、一切そんなテーマの押し付けがない。
人々はただオロオロと不器用に暮らしている。その不器用さがなんとなくユーモアがあって可笑しい。
そしてまたリアル1953年の世界に引き込まれる。
例えば「ALWAYS 三丁目の夕日」が33年、つまり1958年を舞台にしているとしたら、この映画は更に5年前に製作されたわけで、舞台がそのままその年というわけではないかもしれないが、とにかく戦後から1953年までの世界であることには間違いのない事だと思う。
南千住の一角が東京の貧民窟だった事は、先日「下谷万年町物語」という舞台を見て、東京の貧民窟をリサーチしていて知っていたことだが、これはそこからは近い北千住が舞台。北と南では場所も違うので貧民窟ではないのだが、そこに映し出された風景は、とても貧しい住宅街だった。
主人公の緒方も家賃が安いので移り住んだと言っている。そこを賃貸で借りて、さらに二階の部屋を無駄だからと二人の間借り人に部屋を貸す。
「ゲゲゲの女房」でもそんな話が出てきたが、人々は多くを求めすぎず質素である。
そんな緒方の悩みは隣家のラジオ店から聞こえてくるラジオの音と、また隣家の祈祷の太鼓の音ぐらいだった。ぐらいと言っても、薄っぺらい木の家の壁では、結構な悩みだと思うが、本当に思い悩んでいるわけではないのだ。ただ妻は戦災で行方不明になってしまった前夫がいて少しばかり影がある。
しかし夫の出かけには靴を磨き、夫を驚かせようと競馬場でこっそり働いていたりする献身的な妻だった。
ドラマの「神様の女房」でも松下幸之助氏の妻がこっそり内職をしていたりで、この時代は「こっそり」というのが普通だったのかもしれない。事実、妻が働いていたことが分かると緒方は不機嫌になる。
妻の稼ぎもしっかり家計に組み込まれ当たり前のように思っている今の時代の男性と、プライド優先で妻には働いてもらいたくない男とどちらが良いのかはわからないが、いずれにしても面倒臭いところ。
そんな夫婦の所に捨て子が・・・。
詳しいあらすじは上記にリンクしてある「goo映画」で。
子供を持たない妻の世話の仕方が徹底的にぎこちなくて、笑えると言うよりハラハラする。そしてまたこの赤ん坊が泣きすぎる。少なくてもこの映画を作っている人に子育て経験者はいないのかな。あんなに泣いていたら病気だよ、普通、などと考えていたら、話の流れで生きるか死ぬかの病気になってしまう。
なんとなく好きなシーン。
緒方家の子供が病気だと知ったラジオ店の人も祈祷師の家の人も、それを話題にし、ラジオ店ではラジオの音を止め、木とジャでも音が止む。そして「緒方家の幼女の平癒」と祈りの祭壇の前には書かれている。
これといって交流のあるシーンも見せず、だけど温かみを感じるシーンだったと思う。
赤ん坊騒ぎで人騒ぎあった後、日常は元に戻ったかのように見えたが、そうではなく人々はそれぞれに夫婦は一歩踏み込んだ関係になり、間借り人たちのラブ的なお話も進行した感じ。
原作は「無邪気な人々」。
ただ緒方役には上原謙、その妻には田中絹代である。往年の今は亡き方々に「無邪気」という言葉がピンとこない。
田中絹代は美人だと思えないのだが、なんとなく目が彼女を追ってしまう不思議な女優さんだと思った。
上原謙 (緒方隆吉)
田中絹代 (弘子)
芥川比呂志 (久保健三)
高峰秀子 (東仙子)
監督 五所平之助
脚色 小国英雄
原作 椎名麟三

煙突の見える場所 - goo 映画
2月16日BSプレミアにて鑑賞。
只今2月にテレビで見た映画の感想を書いています。
1953年制作。
この映画、またもどこがどう面白いのかうまく言えないのであるが、なかなか面白かった作品。
私が子供の頃には、まだこの映画に登場するお化け煙突というものがあったように思う。見る場所によっては3本に見えたり2本に見えたり、または1本にしか見えなかったりするという面白い煙突だった。
何気ない生活の中にある人々の生活と気持ち。視点を変えたら。また見方が変わってくる・・・・なんて事がテーマなのかもしれないが、一切そんなテーマの押し付けがない。
人々はただオロオロと不器用に暮らしている。その不器用さがなんとなくユーモアがあって可笑しい。
そしてまたリアル1953年の世界に引き込まれる。
例えば「ALWAYS 三丁目の夕日」が33年、つまり1958年を舞台にしているとしたら、この映画は更に5年前に製作されたわけで、舞台がそのままその年というわけではないかもしれないが、とにかく戦後から1953年までの世界であることには間違いのない事だと思う。
南千住の一角が東京の貧民窟だった事は、先日「下谷万年町物語」という舞台を見て、東京の貧民窟をリサーチしていて知っていたことだが、これはそこからは近い北千住が舞台。北と南では場所も違うので貧民窟ではないのだが、そこに映し出された風景は、とても貧しい住宅街だった。
主人公の緒方も家賃が安いので移り住んだと言っている。そこを賃貸で借りて、さらに二階の部屋を無駄だからと二人の間借り人に部屋を貸す。
「ゲゲゲの女房」でもそんな話が出てきたが、人々は多くを求めすぎず質素である。
そんな緒方の悩みは隣家のラジオ店から聞こえてくるラジオの音と、また隣家の祈祷の太鼓の音ぐらいだった。ぐらいと言っても、薄っぺらい木の家の壁では、結構な悩みだと思うが、本当に思い悩んでいるわけではないのだ。ただ妻は戦災で行方不明になってしまった前夫がいて少しばかり影がある。
しかし夫の出かけには靴を磨き、夫を驚かせようと競馬場でこっそり働いていたりする献身的な妻だった。
ドラマの「神様の女房」でも松下幸之助氏の妻がこっそり内職をしていたりで、この時代は「こっそり」というのが普通だったのかもしれない。事実、妻が働いていたことが分かると緒方は不機嫌になる。
妻の稼ぎもしっかり家計に組み込まれ当たり前のように思っている今の時代の男性と、プライド優先で妻には働いてもらいたくない男とどちらが良いのかはわからないが、いずれにしても面倒臭いところ。
そんな夫婦の所に捨て子が・・・。
詳しいあらすじは上記にリンクしてある「goo映画」で。
子供を持たない妻の世話の仕方が徹底的にぎこちなくて、笑えると言うよりハラハラする。そしてまたこの赤ん坊が泣きすぎる。少なくてもこの映画を作っている人に子育て経験者はいないのかな。あんなに泣いていたら病気だよ、普通、などと考えていたら、話の流れで生きるか死ぬかの病気になってしまう。
なんとなく好きなシーン。
緒方家の子供が病気だと知ったラジオ店の人も祈祷師の家の人も、それを話題にし、ラジオ店ではラジオの音を止め、木とジャでも音が止む。そして「緒方家の幼女の平癒」と祈りの祭壇の前には書かれている。
これといって交流のあるシーンも見せず、だけど温かみを感じるシーンだったと思う。
赤ん坊騒ぎで人騒ぎあった後、日常は元に戻ったかのように見えたが、そうではなく人々はそれぞれに夫婦は一歩踏み込んだ関係になり、間借り人たちのラブ的なお話も進行した感じ。
原作は「無邪気な人々」。
ただ緒方役には上原謙、その妻には田中絹代である。往年の今は亡き方々に「無邪気」という言葉がピンとこない。
田中絹代は美人だと思えないのだが、なんとなく目が彼女を追ってしまう不思議な女優さんだと思った。
上原謙 (緒方隆吉)
田中絹代 (弘子)
芥川比呂志 (久保健三)
高峰秀子 (東仙子)
監督 五所平之助
脚色 小国英雄
原作 椎名麟三
「RED/レッド 」
2012/03/03 16:14
ジャンル:ブルース・ウィリス モーガン・フリーマン
Category:2012年テレビで見た映画
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【Edit】
RED/レッド - goo 映画
2月11日wowowで鑑賞。

2月にテレビで見た映画の感想「見たよ日記」その2.
この映画もお気楽娯楽作品です。でもひとつ前に一言的に感想を書いた「グリーンホーネット」と比較したら、こちらの映画のほうが好き度が上です。
基本的に、おやじが頑張る映画は好きなのです。
いくつになっても俺は俺。負けないんだぞう・・・的なやつは良いですよね。元気が出ます。オヤジばかりではなく、おばさまも頑張っていて、楽しい。
タイトルの『RED』は、「Retired(引退した)」「Extremely(超)」「Dangerous(危険人物)」の略。
既にちょっとぼけちゃっているのかと思えてしまった、かつての仲間であり宿敵のマーヴィンなどの行動は、妄想癖かと思ったら実は的が当たっていたり正しかったりで、なかなかツボだった。
ヴィクトリアのかつての恋のお話もなかなか。静かな余生かと思ったら、人は早々には変われないと時々バイトで殺し屋っていうのも笑えます。
いや、リアルでこういう人がいたら笑えないですよ、もちろん。
いろいろ眩しいオジサマたち。
気になったのは、CIAエージェントのクーパー(カール・アーバン)
この人、ブラピにもちょっと似ているし、若き日のアラン・ドロンにも似ている感じ。似ているけれど違う人。見ていると背中が痒くなる感じがする。

たまたま今日、スター・チャンネルで「未知との遭遇」を見ていて、そう言えばリチャード・ドレイファスってどうしてるのかなとか思ったら、この映画にしっかり出ていました。。。。。
ブルース・ウィリス (Frank Moses)
モーガン・フリーマン (Joe Matheson)
ジョン・マルコヴィッチ (Marvin Boggs)
ヘレン・ミレン (Victoria)
監督 ロベルト・シュヴェンケ
2月11日wowowで鑑賞。

2月にテレビで見た映画の感想「見たよ日記」その2.
この映画もお気楽娯楽作品です。でもひとつ前に一言的に感想を書いた「グリーンホーネット」と比較したら、こちらの映画のほうが好き度が上です。
基本的に、おやじが頑張る映画は好きなのです。
いくつになっても俺は俺。負けないんだぞう・・・的なやつは良いですよね。元気が出ます。オヤジばかりではなく、おばさまも頑張っていて、楽しい。
タイトルの『RED』は、「Retired(引退した)」「Extremely(超)」「Dangerous(危険人物)」の略。
既にちょっとぼけちゃっているのかと思えてしまった、かつての仲間であり宿敵のマーヴィンなどの行動は、妄想癖かと思ったら実は的が当たっていたり正しかったりで、なかなかツボだった。
ヴィクトリアのかつての恋のお話もなかなか。静かな余生かと思ったら、人は早々には変われないと時々バイトで殺し屋っていうのも笑えます。
いや、リアルでこういう人がいたら笑えないですよ、もちろん。
いろいろ眩しいオジサマたち。気になったのは、CIAエージェントのクーパー(カール・アーバン)
この人、ブラピにもちょっと似ているし、若き日のアラン・ドロンにも似ている感じ。似ているけれど違う人。見ていると背中が痒くなる感じがする。

たまたま今日、スター・チャンネルで「未知との遭遇」を見ていて、そう言えばリチャード・ドレイファスってどうしてるのかなとか思ったら、この映画にしっかり出ていました。。。。。
ブルース・ウィリス (Frank Moses)
モーガン・フリーマン (Joe Matheson)
ジョン・マルコヴィッチ (Marvin Boggs)
ヘレン・ミレン (Victoria)
監督 ロベルト・シュヴェンケ
「グリーン・ホーネット」
2012/03/03 11:28
ジャンル:
Category:2012年テレビで見た映画
TB(2)
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CM(2)
【Edit】
グリーン・ホーネット - goo 映画
2月4日wowowで見ました。

既に3月になってしまいましたが、2月にテレビで見た映画の感想を書いていこうと思います。内容は薄いと思いますが、いわば記録帳的「見たよ日記」です。
だけどなんか、コレ、何を書いたら良いのかわかりません。つまらなかったかと言われればさにあらず。普通に面白かったですよ。でもここがこうとか、あそこがこうとかが言いづらい、いわばお気楽映画だったのかなと思います。
しかしそういうお気楽映画なのに、何かを考えてしまうのが私の悪い癖。
つまり、まず最初に思ったのは、この物語の主役は誰だということ。
俳優名ではなく、物語の要は誰なのかと言う事だけれど、どう考えてもカトーよね。
だけど、最後までグリーンホーネットの運転手としか言われずに、「何だ、お前か」と言う雰囲気から逃れられない。
なんか胸に突き刺さりました。
長になる器ではないが、副役職に最適な人っていますよね。実は実力仕事ぶり、すべて長より勝っていたりするのです。でも人を巻き込む力に欠けて、いわばカリスマ性がないのですね。ほんとうの意味でチームを支えているのに影が薄く、何だあなたかと目立たない。
そんな経験のある人には、カトーのポジションに、ヒニカルな笑いがこみ上げてくるかもしれませんよ。



セス・ローゲン (Britt Reid / Green Hornet)
ジェイ・チョウ (Kato)
キャメロン・ディアス
監督 ミシェル・ゴンドリー
2月4日wowowで見ました。

既に3月になってしまいましたが、2月にテレビで見た映画の感想を書いていこうと思います。内容は薄いと思いますが、いわば記録帳的「見たよ日記」です。
だけどなんか、コレ、何を書いたら良いのかわかりません。つまらなかったかと言われればさにあらず。普通に面白かったですよ。でもここがこうとか、あそこがこうとかが言いづらい、いわばお気楽映画だったのかなと思います。
しかしそういうお気楽映画なのに、何かを考えてしまうのが私の悪い癖。
つまり、まず最初に思ったのは、この物語の主役は誰だということ。
俳優名ではなく、物語の要は誰なのかと言う事だけれど、どう考えてもカトーよね。
だけど、最後までグリーンホーネットの運転手としか言われずに、「何だ、お前か」と言う雰囲気から逃れられない。
なんか胸に突き刺さりました。
長になる器ではないが、副役職に最適な人っていますよね。実は実力仕事ぶり、すべて長より勝っていたりするのです。でも人を巻き込む力に欠けて、いわばカリスマ性がないのですね。ほんとうの意味でチームを支えているのに影が薄く、何だあなたかと目立たない。
そんな経験のある人には、カトーのポジションに、ヒニカルな笑いがこみ上げてくるかもしれませんよ。



セス・ローゲン (Britt Reid / Green Hornet)
ジェイ・チョウ (Kato)
キャメロン・ディアス
監督 ミシェル・ゴンドリー
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
2012/02/19 02:10
ジャンル:
Category:2012年映画館で見た映画
TB(13)
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CM(2)
【Edit】

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い - goo 映画
2月18日、映画館にて鑑賞。
良作の小説を一ページずつめくって読み進めていく様な、そんな作品でした。
9.11で大好きだった父親を失ってしまった少年。
その死を受け入れる事が出来ぬまま時は過ぎて、ある日父のクローゼットから鍵を見つけた彼はその鍵の鍵穴探しをすることに。
その鍵を使って開けたその場所には、果たして彼の父からの何らかの生きていく為のメッセージは残されているのだろうか―
と言っても本編の流れの中に、謎解きのようなくだりはありません。
人との出会い・出会い&出会いで物語は作られているように感じます。
思わず、これは子供の特権の物語だなと思ってしまいました。人々は優しく同情的で少年を受け入れるのです。こんな風に人々の懐に入り込めるのは子供ならではかもと感じたのです。でも、実はそんなさりげないところに・・・・・。
だけど少年は必要以上に自分を慰めようとしまた自分の話をしようとする人々に困惑したりします。少年は知的でありながら、繊細すぎる魂の持ち主で人と交わる事に不器用なのでした。
パニック防止の為のタンバリンの音がずっと鳴り響いていました。
この映画、見たとおりタイトルが長いです。原題の直訳的なものだと思うのですが、凄くセンスが良くて好きです。へんな風に邦題付けられなくて良かったと思います。ただ、シネコンなどでは案内し辛いと見えて「『ありえないくらい近い』のチケットをお持ちのお客様は・・」と省略されていて、思わずニヤリと笑ってしまいました。
省略する時に『ものすごくうるさくて』にしなかったところもツボですよね。
「『ものすごくうるさくて』のお客様は××シアターの・・」って言ったら、何か煩いお客の案内みたいですものね。
例の如く、エンドロールで席を立つ人多し。
だけど私、黒い画面に名前だけ流れていく工夫のないエンドロールを見ていて、急に溢れるような感情がこみ上げてきました。本編では必要のなかったハンカチを取り出さなければなりませんでした。
何も見るべきものもないエンドロールで音楽を聞きながら、ふと脳内で少年の愛するものの喪失と再生の物語が繰り返されました。
いつか3.11でも何年も経ったら、このように心の内側から描くような再生の物語が描かれる日が来るのでしょうか。
やっぱり映画館に行ったらならば、やむにやまれぬ事情がない限りは、天井に電気がパッと付き現実の世界に戻されるまで楽しんだら良いのになと思います。
以下ネタバレ感想です。

上記で謎ときはない、また子供の特権の映画と書きましたが、ちょっと感じた違和感、そこに秘密があったのでした。鍵が自分の思っていたものと違って失望し荒れる少年オスカーに、母が明かした秘密。
先回りしていてオスカーの事を頼んでいたのでした。
これは残された者たちの再生の物語だと思いますが、それを導いていたのはやはり父であったように思うのです。
鍵の秘密にたどり着いたオスカーは、精一杯我慢して普通に振舞いますが、耐え切れなくなって泣きながら走り去って行きます。その時思わず心の中で、そうじゃないよ。これがそのメッセージなんだよと叫んでしまいました。
鍵を渡すべき人に渡す、その過程のすべてがメッセージだったと思います。
出会った人たちに顛末の手紙を書いたオスカー。その手紙を書くという発想も、鍵の持ち主だったブラックの父のエピソードから得たものだったのではないかと思います。少年も人々と出会って多くを得たかも知れませんが、彼と出会った人たちにも得たものは多かったと思います。
9.11、最悪の日の留守番電話のエピソード。最後の電話は出ることができたのに彼は動く事が出来ないで、その電話には出ませんでした。その秘密にずっと彼は苦しんできました。
だけど、もし彼が電話に出たとしたら、その直後の崩壊に少年の心が耐え切れたのか、それはわからない事だと思いました。
そしてここでも心の中で「良いんだよ、出なくて良かったんだ。パパは分かっていてたよ。」と言ってしまっていたように思います。主人公の少年との心の対話が多かった映画だったと思います。意味もなく・・・・。
トム・ハンクスの父親役も良かったのですが、サンドラ・ブロックの母親役も素敵でした。
少年は時には残酷。
9.11の時、ビルにいたのがママだったら良かったんだなどと言います。もちろん本心ではありません。
「そうね、ごめんね。」と自分だったら言うだろうなと思ったら、彼女も「本当にそうね。」と答えていて、このシーン泣けました。
なんとなく自分が映画の中にかなり入り込んでしまった映画だったかもしれません。
間借り人、おじいちゃんの存在も良かったですね。



ものすごくうるさくて、ありえないほど近い - goo 映画
2月18日、映画館にて鑑賞。
良作の小説を一ページずつめくって読み進めていく様な、そんな作品でした。
9.11で大好きだった父親を失ってしまった少年。
その死を受け入れる事が出来ぬまま時は過ぎて、ある日父のクローゼットから鍵を見つけた彼はその鍵の鍵穴探しをすることに。
その鍵を使って開けたその場所には、果たして彼の父からの何らかの生きていく為のメッセージは残されているのだろうか―
と言っても本編の流れの中に、謎解きのようなくだりはありません。
人との出会い・出会い&出会いで物語は作られているように感じます。
思わず、これは子供の特権の物語だなと思ってしまいました。人々は優しく同情的で少年を受け入れるのです。こんな風に人々の懐に入り込めるのは子供ならではかもと感じたのです。でも、実はそんなさりげないところに・・・・・。
だけど少年は必要以上に自分を慰めようとしまた自分の話をしようとする人々に困惑したりします。少年は知的でありながら、繊細すぎる魂の持ち主で人と交わる事に不器用なのでした。
パニック防止の為のタンバリンの音がずっと鳴り響いていました。
この映画、見たとおりタイトルが長いです。原題の直訳的なものだと思うのですが、凄くセンスが良くて好きです。へんな風に邦題付けられなくて良かったと思います。ただ、シネコンなどでは案内し辛いと見えて「『ありえないくらい近い』のチケットをお持ちのお客様は・・」と省略されていて、思わずニヤリと笑ってしまいました。
省略する時に『ものすごくうるさくて』にしなかったところもツボですよね。
「『ものすごくうるさくて』のお客様は××シアターの・・」って言ったら、何か煩いお客の案内みたいですものね。
例の如く、エンドロールで席を立つ人多し。
だけど私、黒い画面に名前だけ流れていく工夫のないエンドロールを見ていて、急に溢れるような感情がこみ上げてきました。本編では必要のなかったハンカチを取り出さなければなりませんでした。
何も見るべきものもないエンドロールで音楽を聞きながら、ふと脳内で少年の愛するものの喪失と再生の物語が繰り返されました。
いつか3.11でも何年も経ったら、このように心の内側から描くような再生の物語が描かれる日が来るのでしょうか。
やっぱり映画館に行ったらならば、やむにやまれぬ事情がない限りは、天井に電気がパッと付き現実の世界に戻されるまで楽しんだら良いのになと思います。
以下ネタバレ感想です。

上記で謎ときはない、また子供の特権の映画と書きましたが、ちょっと感じた違和感、そこに秘密があったのでした。鍵が自分の思っていたものと違って失望し荒れる少年オスカーに、母が明かした秘密。
先回りしていてオスカーの事を頼んでいたのでした。
これは残された者たちの再生の物語だと思いますが、それを導いていたのはやはり父であったように思うのです。
鍵の秘密にたどり着いたオスカーは、精一杯我慢して普通に振舞いますが、耐え切れなくなって泣きながら走り去って行きます。その時思わず心の中で、そうじゃないよ。これがそのメッセージなんだよと叫んでしまいました。
鍵を渡すべき人に渡す、その過程のすべてがメッセージだったと思います。
出会った人たちに顛末の手紙を書いたオスカー。その手紙を書くという発想も、鍵の持ち主だったブラックの父のエピソードから得たものだったのではないかと思います。少年も人々と出会って多くを得たかも知れませんが、彼と出会った人たちにも得たものは多かったと思います。
9.11、最悪の日の留守番電話のエピソード。最後の電話は出ることができたのに彼は動く事が出来ないで、その電話には出ませんでした。その秘密にずっと彼は苦しんできました。
だけど、もし彼が電話に出たとしたら、その直後の崩壊に少年の心が耐え切れたのか、それはわからない事だと思いました。
そしてここでも心の中で「良いんだよ、出なくて良かったんだ。パパは分かっていてたよ。」と言ってしまっていたように思います。主人公の少年との心の対話が多かった映画だったと思います。意味もなく・・・・。
トム・ハンクスの父親役も良かったのですが、サンドラ・ブロックの母親役も素敵でした。
少年は時には残酷。
9.11の時、ビルにいたのがママだったら良かったんだなどと言います。もちろん本心ではありません。
「そうね、ごめんね。」と自分だったら言うだろうなと思ったら、彼女も「本当にそうね。」と答えていて、このシーン泣けました。
なんとなく自分が映画の中にかなり入り込んでしまった映画だったかもしれません。
間借り人、おじいちゃんの存在も良かったですね。


ドラゴン・タトゥーの女
2012/02/17 14:42
ジャンル:
Category:2012年映画館で見た映画
TB(18)
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CM(2)
【Edit】
ドラゴン・タトゥーの女 - goo 映画

2月16日映画館で鑑賞。
オープニング、作りこんだ映像がかっこ良かったです。なんとなく映像を作る人とか美大生が喜びそうな感じだなと思いました。
私自身はそんなものではありませんが、こういう「映画を見せてやるぞ」と言う作りこみは凄く好きです。いやでも本編が始まる前からワクワク感が高まります。
いつまであるのか分かりませんが、そのオープニングの映像はこちらで見ることが出来ます。→こちら
「デヴィッド・フィンチャー監督いわく、心にトラウマを抱えた天才ハッカーのヒロイン、リスベットの悪夢を表現したとのこと 」
それを知ってから見直すと、ああなるほどなと思えます。
ドラゴン・タトゥーの女リスベットは最強。
強くて残酷。
だけど彼女をそんな強い女にしたのは、女性の悲しい弱さから。
押さえつけられた苦しみの爆発の姿が彼女だと思いました。
40年前の殺人事件を調べるミカエルと、リスベットの危ない日常が同時に描かれ、やがてそれは交差して物語は佳境へ。
こういうミステリー&サスペンス、凄く好きです。この作品、スウェーデン映画のリメイクだったのですね。そう言えば何処かでタイトルを目にした事があったかもしれません。でも「タトゥーの女」と言うタイトルを嫌って、ノーチェックだったような気もします。是非そちらも見てみたいと思いました。
続編、希望かな。
以下はネタバレしています。

映画の本編では、何故リスベットが自分の父親を焼き殺そうとしたのかは描かれていません。でもそれは容易に推理できる事。
そして彼女をレイプした後見人。彼女はやられたことに対してはきっちり仕返しをするタイプ。自分でも言っている様に「異常」なのかもしれません。
でもあの後見人にあの報い。ざまあ見ろと思いませんでしたか。しかし彼って、今までの資料とか読んでいなかったんでしょうかね。わずかなお金で縛れば制御が出来ると思ってしまったのでしょうか。変態の論理で。
彼女は自分に親切にしてくれた人には、誠実な態度を取ろうと努力する女性なんですよね。倒れた前の後見人に対する態度を見れば分かるような気がしました。味方になれば頼もしく、敵に回れば恐ろしい女なんですよね。
そう考えると、今はミカエルは良いけれど、この先危なくなるという展開もアリなのかなと思ってしまったり・・・・。
ラストが切ないと、目に入ってしまったこの映画の感想では言われていました。最後にみんなが切ないと言った意味が、凄く分かりました。その直前に元後見人に
「友達が出来たの。私とっても幸せよ。」と言っていたばかりだったので、余計にその切なさを感じたのでした。
ハリエットの事件の終わりは良かったです。
しかし殺人鬼の子供のひとりはシリアルキラーの後を受け継ぎ、ひとりはその被害者になろうとしていたなんて恐ろしすぎますね。
その事件の後の展開も面白かったです。これは他の人も言っていたと思うのですが、私も思わず女ボーンだと感じてしまいました。
リスベットは闇に生きる人。だけどミカエルは事件が終われば、光の中の人。
同じ世界で生きていけるわけもないと思いました。
だけどオリジナルは3部作で、その後も彼が絡んでくるのですよね。続編希望なのですがそれが叶ったら、その辺も気になるところですね。
カッコいいので、三枚連続画像です。



そう言えば猫が出てきますが、反応が取っても自然体の猫で、家で留守番をさせている我が家の猫を思い出してしまいました。あの猫は、その後どうなったのか気になってしまいました。《と、ここまで最初に書いたのですが・・・》
にゃんこの事で、ちょっと追記です。
実はワタクシ、やむにやまれぬ事情にてほんの数分席を立ったのです。この物語、ハードだけど実はテンポはスローだと思いました。席を立っても筋がわからなくなる事はないだろうと思いました。思ったとおり別に然したる混乱もなかったのですが、感想を書いていて、可愛かった名優猫ちゃんのことを思い出し、ふと書いてしまったのですね。そしたら、コメントにて猫ちゃんその後を知りました。
一緒に行った息子その2に、確認しました。彼曰く
「言おうかなと思ったけれど、凄く気に入っていたみたいなので、知らないほうが幸せなのかなと思って言わなかったんだ。」
「どんな風に死んだの?」
「それ、知りたいんですか?知らないほうが良いよ。俺もあの猫に感情移入してたから結構ショックで言いたくないかも。」
「やっぱり、言わなくていいや。」
という訳で、お金を払って見たと言うのに、犯人が残虐非道なやつだと言う事を表す、又は犯人と危険が近づいてきたぞと言う大事なポイントを見逃したのだと思いますが、私は別に良いやと思いました。なぜなら、あの猫は本当に我が家の猫に反応などがイチイチ似ていて、そのシーンを見たらその後気持ちを引きずって、本筋を冷静に追うことができなかったかも知れません。
でもあの猫、ちょっと危ないなあと時々ドキドキしていたんです。やっぱりそう言う使われ方をしちゃったんですね。うう、可哀想。
ダニエル・クレイグ
ルーニー・マーラ
クリストファー・プラマー
スティーヴン・バーコフ
監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 スティーヴン・ゼイリアン
原作 スティーグ・ラーソン

2月16日映画館で鑑賞。
オープニング、作りこんだ映像がかっこ良かったです。なんとなく映像を作る人とか美大生が喜びそうな感じだなと思いました。
私自身はそんなものではありませんが、こういう「映画を見せてやるぞ」と言う作りこみは凄く好きです。いやでも本編が始まる前からワクワク感が高まります。
いつまであるのか分かりませんが、そのオープニングの映像はこちらで見ることが出来ます。→こちら
「デヴィッド・フィンチャー監督いわく、心にトラウマを抱えた天才ハッカーのヒロイン、リスベットの悪夢を表現したとのこと 」
それを知ってから見直すと、ああなるほどなと思えます。
ドラゴン・タトゥーの女リスベットは最強。
強くて残酷。
だけど彼女をそんな強い女にしたのは、女性の悲しい弱さから。
押さえつけられた苦しみの爆発の姿が彼女だと思いました。
40年前の殺人事件を調べるミカエルと、リスベットの危ない日常が同時に描かれ、やがてそれは交差して物語は佳境へ。
こういうミステリー&サスペンス、凄く好きです。この作品、スウェーデン映画のリメイクだったのですね。そう言えば何処かでタイトルを目にした事があったかもしれません。でも「タトゥーの女」と言うタイトルを嫌って、ノーチェックだったような気もします。是非そちらも見てみたいと思いました。
続編、希望かな。
以下はネタバレしています。

映画の本編では、何故リスベットが自分の父親を焼き殺そうとしたのかは描かれていません。でもそれは容易に推理できる事。
そして彼女をレイプした後見人。彼女はやられたことに対してはきっちり仕返しをするタイプ。自分でも言っている様に「異常」なのかもしれません。
でもあの後見人にあの報い。ざまあ見ろと思いませんでしたか。しかし彼って、今までの資料とか読んでいなかったんでしょうかね。わずかなお金で縛れば制御が出来ると思ってしまったのでしょうか。変態の論理で。
彼女は自分に親切にしてくれた人には、誠実な態度を取ろうと努力する女性なんですよね。倒れた前の後見人に対する態度を見れば分かるような気がしました。味方になれば頼もしく、敵に回れば恐ろしい女なんですよね。
そう考えると、今はミカエルは良いけれど、この先危なくなるという展開もアリなのかなと思ってしまったり・・・・。
ラストが切ないと、目に入ってしまったこの映画の感想では言われていました。最後にみんなが切ないと言った意味が、凄く分かりました。その直前に元後見人に
「友達が出来たの。私とっても幸せよ。」と言っていたばかりだったので、余計にその切なさを感じたのでした。
ハリエットの事件の終わりは良かったです。
しかし殺人鬼の子供のひとりはシリアルキラーの後を受け継ぎ、ひとりはその被害者になろうとしていたなんて恐ろしすぎますね。
その事件の後の展開も面白かったです。これは他の人も言っていたと思うのですが、私も思わず女ボーンだと感じてしまいました。
リスベットは闇に生きる人。だけどミカエルは事件が終われば、光の中の人。
同じ世界で生きていけるわけもないと思いました。
だけどオリジナルは3部作で、その後も彼が絡んでくるのですよね。続編希望なのですがそれが叶ったら、その辺も気になるところですね。
カッコいいので、三枚連続画像です。



そう言えば猫が出てきますが、反応が取っても自然体の猫で、家で留守番をさせている我が家の猫を思い出してしまいました。あの猫は、その後どうなったのか気になってしまいました。《と、ここまで最初に書いたのですが・・・》
にゃんこの事で、ちょっと追記です。
実はワタクシ、やむにやまれぬ事情にてほんの数分席を立ったのです。この物語、ハードだけど実はテンポはスローだと思いました。席を立っても筋がわからなくなる事はないだろうと思いました。思ったとおり別に然したる混乱もなかったのですが、感想を書いていて、可愛かった名優猫ちゃんのことを思い出し、ふと書いてしまったのですね。そしたら、コメントにて猫ちゃんその後を知りました。
一緒に行った息子その2に、確認しました。彼曰く
「言おうかなと思ったけれど、凄く気に入っていたみたいなので、知らないほうが幸せなのかなと思って言わなかったんだ。」
「どんな風に死んだの?」
「それ、知りたいんですか?知らないほうが良いよ。俺もあの猫に感情移入してたから結構ショックで言いたくないかも。」
「やっぱり、言わなくていいや。」
という訳で、お金を払って見たと言うのに、犯人が残虐非道なやつだと言う事を表す、又は犯人と危険が近づいてきたぞと言う大事なポイントを見逃したのだと思いますが、私は別に良いやと思いました。なぜなら、あの猫は本当に我が家の猫に反応などがイチイチ似ていて、そのシーンを見たらその後気持ちを引きずって、本筋を冷静に追うことができなかったかも知れません。
でもあの猫、ちょっと危ないなあと時々ドキドキしていたんです。やっぱりそう言う使われ方をしちゃったんですね。うう、可哀想。
ダニエル・クレイグ
ルーニー・マーラ
クリストファー・プラマー
スティーヴン・バーコフ
監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 スティーヴン・ゼイリアン
原作 スティーグ・ラーソン
「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT 」
2012/01/31 00:02
ジャンル:
Category:2012年テレビで見た映画
TB(2)
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CM(2)
【Edit】

パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT - goo 映画
1月28日wowowで鑑賞。
wowowで「パラノーマル・アクティビティ」「パラノーマル・アクティビティ2」そしてこの「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT」が続けて放映されました。
「「パラノーマル・アクティビティ」を映画館で見た時に、ラストで失笑と言うべき笑いが起こりました。
その後の続編の噂を聞いたときに、一体誰が見るのだろうと思いました。
だけどテレビで見せてくれると言うのなら、私も見ます。
正当な続編のアメリカ版である「2」は時間の都合上見ることはできなかったのですが、本当に見たかったほうの日本版は見ることができました。
こちらは、続編と言うよりリメイク。
低予算でありながら大ヒットしたオリジナル。
だけど正直なところ日本人にはイマイチどころかイマサンぐらい物足りない。
きっと誰かが、同じように作ってもオレらが作ったらもっと面白くなるに違いないよと言って、この企画が持ち上がったのに違いないなどと思ってしまいました。
一応続編の形を取っているもののリメイクで、次にどんな風な展開になるのかは、オリジナルを見ていたらある程度分かります。
でもはっきり言って、こちらはちゃんと怖いです。
「ちゃんと怖い」
へんな言い方。でもホラーはこうでなくちゃ。
最初のビデオの写し方も手振れが酷くて気持ち悪くなってしまいそうでしたが、それは素人的撮影を強調した狙い。
会話も普通の会話っぽくて、そのフツーらしさが結構うまいなと思いました。
そのフツーの人々は、夫婦ではなく、今回は姉と弟で中村蒼 、青山倫子。
深夜にやっていたのですが、一緒に見ていた夫がラスト10分前に寝てしまいました。
ここまで来たら私は諦め切れません。
だけど真夜中にたった一人で見るホラー。
そんなこちらサイドの環境も怖さを増幅させた要因かも知れません。
そして抱いたのは恐怖の感情のみばかりではなく、「可哀想だな。」と言うそんな気持ちすらも感じてしまいました。
以下はネタバレしています。

(C) Presidio Corporation All rights reserved.
怖いなと思ったのは、足を折っている姉の立ち上がるところ。機能的には無理のある肉体を乗っ取って立たせると、奇妙な立ち姿になる・・・
計算された恐怖の異形。
投げ飛ばされただけじゃ終わらないラスト。
その後はJホラー得意の見せる恐怖だったと思います。
でも何気に怖かったのは、余りにもフツーのお払い風景。あのお払いで平気なのかと思わせるような儀式。それなのにその後、連絡を取ると・・・・
ちょっとぞっとしました。
同じように作ってもオレらが作ったらもっと面白くなるに違いないよと言った思惑は、うまく言ったなと思いました。
だからと言って、この続編を見たいかと言われたら、「もう、いいかな〜」と答えると思います。

パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT - goo 映画
1月28日wowowで鑑賞。
wowowで「パラノーマル・アクティビティ」「パラノーマル・アクティビティ2」そしてこの「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT」が続けて放映されました。
「「パラノーマル・アクティビティ」を映画館で見た時に、ラストで失笑と言うべき笑いが起こりました。
その後の続編の噂を聞いたときに、一体誰が見るのだろうと思いました。
だけどテレビで見せてくれると言うのなら、私も見ます。
正当な続編のアメリカ版である「2」は時間の都合上見ることはできなかったのですが、本当に見たかったほうの日本版は見ることができました。
こちらは、続編と言うよりリメイク。
低予算でありながら大ヒットしたオリジナル。
だけど正直なところ日本人にはイマイチどころかイマサンぐらい物足りない。
きっと誰かが、同じように作ってもオレらが作ったらもっと面白くなるに違いないよと言って、この企画が持ち上がったのに違いないなどと思ってしまいました。
一応続編の形を取っているもののリメイクで、次にどんな風な展開になるのかは、オリジナルを見ていたらある程度分かります。
でもはっきり言って、こちらはちゃんと怖いです。
「ちゃんと怖い」
へんな言い方。でもホラーはこうでなくちゃ。
最初のビデオの写し方も手振れが酷くて気持ち悪くなってしまいそうでしたが、それは素人的撮影を強調した狙い。
会話も普通の会話っぽくて、そのフツーらしさが結構うまいなと思いました。
そのフツーの人々は、夫婦ではなく、今回は姉と弟で中村蒼 、青山倫子。
深夜にやっていたのですが、一緒に見ていた夫がラスト10分前に寝てしまいました。
ここまで来たら私は諦め切れません。
だけど真夜中にたった一人で見るホラー。
そんなこちらサイドの環境も怖さを増幅させた要因かも知れません。
そして抱いたのは恐怖の感情のみばかりではなく、「可哀想だな。」と言うそんな気持ちすらも感じてしまいました。
以下はネタバレしています。

(C) Presidio Corporation All rights reserved.
怖いなと思ったのは、足を折っている姉の立ち上がるところ。機能的には無理のある肉体を乗っ取って立たせると、奇妙な立ち姿になる・・・
計算された恐怖の異形。
投げ飛ばされただけじゃ終わらないラスト。
その後はJホラー得意の見せる恐怖だったと思います。
でも何気に怖かったのは、余りにもフツーのお払い風景。あのお払いで平気なのかと思わせるような儀式。それなのにその後、連絡を取ると・・・・
ちょっとぞっとしました。
同じように作ってもオレらが作ったらもっと面白くなるに違いないよと言った思惑は、うまく言ったなと思いました。
だからと言って、この続編を見たいかと言われたら、「もう、いいかな〜」と答えると思います。
「黒く濁る村」
2012/01/30 08:25
ジャンル:
Category:2012年テレビで見た映画
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【Edit】
黒く濁る村 - goo 映画
1月25日にwowowで鑑賞。

タイトルに惹かれて見ました。
最初のオープニングで描かれる過去の物語から、あんな風に発展した物語になるとは思いませんでした。
最初は本当に理想に燃えていたのでしょうか。
長年、音信不通だった父の死の知らせを受けて、ヘグクは山奥の村へとやって来た。突然のヘグクの登場に、村人たちは困惑を隠せない。死因が不明な事に納得できないヘグクはしばらく村にいる事にする。やがて、父所有の土地の名義が書き換えられ、財産も全額が引き出されている事を知る。秘密を探っていくヘグクだが、次々に事件が起き、死人が出ていく。そして30年前に起きたある事件に、父や村長が深く関わっていたことを知る。goo映画から
父のカリスマ性と神秘性を思うと、その後に起きた事件はホラー色もあったように思いましたが、結局はそんな物語でもなく見ている間は飽きませんでしたが、見終わると非常にハンパな物語であったように思いました。
だけどラスト2分に、本当の恐怖が隠れていたのかもしれません。
韓国の俳優さんには、まったくもって詳しくないのですが、主役のパク・へイルはソフトな物腰と語り方で好感度も高かったのですが、「驚く」と言う演技がいつもワンテンポ遅れるような気がして、気になってしまいました。
大した事ではないのですが、撮影時に撮影がその前で終わり、彼のアップから再スタートするのでそんな印象を受けるのかなと予測してしまいましたが、本当のことは分かりません。
彼の甘いソフトな感じと対照的だったのは、チョン・ジェヨンのあくの強さだったと思います。
若い時から老人まで、目力で引っ張られました。

チョン・ジェヨンが演じる村長の取り巻きの死に方が、因果応報的なのでホラーっぽさを感じたのですが、それは演出でちょっとだけがっかりしました。
事件が解決しても、いくつか謎が残っていて首を傾げていたら、ラストで「ああ、そうか」と納得しました。
主人公のヘダクのライバルのような検事との関係が素敵でした。
以下、ネタバレしています。

役名も俳優名もちょっと分かりませんが、あの女性・・・・
彼女の気持ちは分からないでもないですよ。若い時に男たちから乱暴されて、その復讐をしてくれた若き日の村長(その時は刑事)。だけどその後長年やっていたことは、その男たちと同じ事。
復讐されるには充分な理由だったと思います。
だけどその手段は・・・
想像するとゾクッとするものがありました。やはり人の心が一番怖いですね。
1月25日にwowowで鑑賞。

タイトルに惹かれて見ました。
最初のオープニングで描かれる過去の物語から、あんな風に発展した物語になるとは思いませんでした。
最初は本当に理想に燃えていたのでしょうか。
長年、音信不通だった父の死の知らせを受けて、ヘグクは山奥の村へとやって来た。突然のヘグクの登場に、村人たちは困惑を隠せない。死因が不明な事に納得できないヘグクはしばらく村にいる事にする。やがて、父所有の土地の名義が書き換えられ、財産も全額が引き出されている事を知る。秘密を探っていくヘグクだが、次々に事件が起き、死人が出ていく。そして30年前に起きたある事件に、父や村長が深く関わっていたことを知る。goo映画から
父のカリスマ性と神秘性を思うと、その後に起きた事件はホラー色もあったように思いましたが、結局はそんな物語でもなく見ている間は飽きませんでしたが、見終わると非常にハンパな物語であったように思いました。
だけどラスト2分に、本当の恐怖が隠れていたのかもしれません。
韓国の俳優さんには、まったくもって詳しくないのですが、主役のパク・へイルはソフトな物腰と語り方で好感度も高かったのですが、「驚く」と言う演技がいつもワンテンポ遅れるような気がして、気になってしまいました。
大した事ではないのですが、撮影時に撮影がその前で終わり、彼のアップから再スタートするのでそんな印象を受けるのかなと予測してしまいましたが、本当のことは分かりません。
彼の甘いソフトな感じと対照的だったのは、チョン・ジェヨンのあくの強さだったと思います。
若い時から老人まで、目力で引っ張られました。

チョン・ジェヨンが演じる村長の取り巻きの死に方が、因果応報的なのでホラーっぽさを感じたのですが、それは演出でちょっとだけがっかりしました。
事件が解決しても、いくつか謎が残っていて首を傾げていたら、ラストで「ああ、そうか」と納得しました。
主人公のヘダクのライバルのような検事との関係が素敵でした。
以下、ネタバレしています。

役名も俳優名もちょっと分かりませんが、あの女性・・・・
彼女の気持ちは分からないでもないですよ。若い時に男たちから乱暴されて、その復讐をしてくれた若き日の村長(その時は刑事)。だけどその後長年やっていたことは、その男たちと同じ事。
復讐されるには充分な理由だったと思います。
だけどその手段は・・・
想像するとゾクッとするものがありました。やはり人の心が一番怖いですね。
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